酸辣湯
■出典
『ブルー・ベル』
アンドリュー・ヴァクス著/佐々田雅子訳/早川書房

■材料(たっぷりめ2人分)

  • セロリ……20グラムほど
  • にんじん……10グラムほど
  • さやえんどう……4枚ほど
  • 干し椎茸……1枚
  • きくらげ……1枚か2枚(お好みで)
  • 豚ミンチ……80グラムほど
  • 豆腐(木綿と絹どちらでも可)……80グラムほど
  • 卵……1個(LでもMでもどちらでも可)
  • ショウガとニンニクを少々
  • スープ(鶏がらスープ(市販のものでOK)1.5カップ、しょうゆ 小匙2、塩 小匙1.5)
  • 水溶き片栗粉、ごま油、ラー油、こしょう、酢……適量
■作り方
  1. 干し椎茸ときくらげは、水で戻して石づきをとる。(干し椎茸の戻し水はとっておく)
  2. さやえんどうはさっと茹でて、細切りにしておく。
  3. セロリ、にんじん、干し椎茸、きくらげを細切りにする。
  4. 豆腐は小さ目の角切りにしておく。
  5. 熱した鍋にごま油を入れ、ショウガとニンニクを香りがつくまで炒め、豚ミンチを加えてよく炒める。油が多ければ捨てる。
  6. 5にスープと椎茸の戻し汁(半カップほど)を入れる。
  7. 沸騰したら3を入れ、再沸騰したら4を入れる。再度沸騰したら2を加える。
  8. 水溶き片栗粉をいれて、とろみをつける。
  9. 溶き卵をいれて卵がふわりとしてきたら、ラー油を数滴入れて軽く混ぜる。
  10. 火を止めてから胡椒と酢を入れて、味を調える。(味はお好みで)



ニューイングランド風クラム・チャウダー
■出典
『ケープ・コッド危険水域』
リック・ボイヤー著/村上博基訳/ハヤカワ・ミステリ文庫

■材料(3〜4人分)

  • アサリ……山盛り2カップ
  • クラム・リカー(なければ白ワインで代用)……1カップ
  • ジャガイモ……1個
  • タマネギ……1/2個
  • セロリ……1/2本
  • 荒挽き胡椒……少々
  • 塩……少々
  • 牛乳……2カップ
  • バター……大さじ1
■作り方
  1. ジャガイモ、タマネギ、セロリは1cm角に切る。
  2. なべにバターを入れ、砂抜きしたアサリをざっと炒める。
  3. 残りの材料をすべて加えて、沸騰したらアクを取り、弱火で野菜が柔らかくなるまで煮込む。
  • 好みでニンニク、炒めたベーコン、コーンを加えてもよい。



人参サラダ
■出典
『ゴミと罰』
ジル・チャーチル著/浅羽莢子訳/創元推理文庫 

■材料

  • ニンジン……2本くらい
  • 玉ねぎ……1/4個くらい(好み)
  • イタリアンドレッシング……1/2カップ(市販のでも、オリジナルでも)
  • みかんジュース……大さじ2くらい
  • パセリなど
■作り方
  1. ニンジンを薄い輪切りにして蒸す。
  2. 玉ねぎを極薄切りにする。
  3. 冷ました12を合わせ、イタリアンドレッシングにみかんジュースを加え混ぜたドレッシングで和える。(玉ねぎがしんなりしている方が好きなら、ニンジンが熱いうちに合わせて冷まし、ドレッシングで和える)
  4. 彩りに刻みパセリを散らしたり、イタリアンパセリをちぎって飾ったりするときれい。
  • 1で、少し歯ごたえが残る程度に3〜4分蒸すこと。(電子レンジでも可)ゆでると水っぽくなるので注意。
  • ドレッシングとみかんジュースの割合は、お好みで。ただし、必ずみかんジュースを使用すること。オレンジジュースでの代用は厳禁。

スイートポテトとアップルの付け合わせ
(マーガレット・マロンによる)
■出典
"Mom, Apple Pie, and Murder"
 Edited by Nancy Pickard/Berkley Prime Crime

■材料(4人分)

  • さつまいも……3本
  • リンゴ……2個
  • ブラウン・シュガー……大さじ2杯
  • シナモン、メープルシロップ……好みで適宜
  • バターまたはマーガリン……大さじ1杯
■作り方
  1. サツマイモをふかして皮をむく(または水気を切ってスライスしておくのでも可)。リンゴは皮をむいてスライスしておく。
  2. キャセロール皿にバターを塗り、スライスしたさつまいもとリンゴを敷きつめる。
  3. 上からブラウンシュガー、シナモン、メープルシロップをかけ、バターを少しずつちらす。
  4. ふたをしてオーブンで180度で30分間焼く。焼き上がりのめやすは、泡が出てきてリンゴが軟らかく、半透明になるまで。
  5. ふたを取り、230度まで上げて3分ほど焼き、リンゴの表面にきつね色の焦げ目がついたら取り出す。
  • "Mom, Apple Pie, and Murder" はその名の通り、アップルパイが登場する作品ばかりをそろえたコージー・ミステリの短編集。おまけに巻末には登場したパイやタルトのレシピが載っているという、なんともおいしい本です。そのレシピの中からひとつご紹介します。
  • 原文には「ハムやポークローストなどの肉料理の付け合わせに」とありますが、上ではおやつに食べられるくらいの少なめの分量にしました。レシピの作者であるマロンも、ふだん作るときはそれほどきちんと測らないそうです。分量も味もお好みでどうぞ。
ストライプド・バスのバーベキュー
■出典
『ケープ・コッド危険水域』
リック・ボイヤー著/村上博基訳/ハヤカワ・ミステリ文庫

■材料(4人分)

  • 白身魚(スズキ、マスなど)……4切れ
  • レモン……1〜2個
  • バター……大さじ4
  • エシャロット……1束
  • パプリカ……少々
  • 白ワイン……大さじ8
  • チャイブ……適量
  • 塩……適量
  • 荒挽き胡椒……少々
■作り方
  1. レモンをスライスし、エシャロットとチャイブはみじん切りにしておく。
  2. アルミホイルを広げて油(記載外)を引き、切り身を一切れずつのせる。
  3. 2にレモン・スライス、バター、パプリカ、エシャロット、を乗せ、塩胡椒、ワインをふりかけてからチャイブを散らす。
  4. ホイルのふちを寄せて包み込み、網で焼く。10分ほどして、ぐつぐつ音がし始めたらできあがり。



ペア・クリスプ
■出典
『フェイス、映画を料理する』
キャサリン・ホール・ペイジ著/沢万里子訳/扶桑社ミステリー

■材料

  • りんごor西洋なし……2ポンドくらいか、やや少なめ(りんごを使う場合は、甘いりんごとすっぱいりんごを二種類つかうとよりおいしい)
  • レモン(絞り汁)……1/2個分
  • メープルシロップ……大さじ2
  • 小麦粉……3/4カップ
  • 塩……小さじ1/4
  • 赤砂糖……大さじ3
  • 無塩バター……大さじ6
■作り方
  1. オーブンは190度で予熱しておく。
  2. りんごの果肉部分をスライスし、レモン汁をかけておく。
  3. 耐熱皿にバターを塗り、フルーツを敷き、メープルシロップをかける。
  4. 小麦粉、塩、砂糖、バターを混ぜボソボソにする。
  5. 3の上に4を広げ、45分くらい、ぶくぶく音がするまで焼く。5分ほど放置しできあがり。ホイップクリーム、バニラアイス、生クリームなどを添える。



ペカンパイ
■出典
『密造人の娘』
マーガレット・マロン著/高瀬素子訳/ミステリアス・プレス文庫

■材料

(直径18cmのパイ皿用)
パイ生地
(薄力粉 120g/無塩バター 85g/塩 2g/冷水 40cc)
フィリング
(卵 1個半/グラニュー糖 3分の1カップ/バニラビーンズ 少々/塩 少々/溶かしバター 40g/ペカンナッツ 1カップ/水飴 100g/ラム酒 少々)

■作り方
《パイ生地の作り方》
  1. 台の上に薄力粉と塩をふるう。
  2. この上に、よく冷やしておいたバターをサイコロ状に切って散らし、全体をよく切り混ぜる。さらさらになったら、台の中央に集め、少しずつ冷水を加えて混ぜる。
  3. 全体がしっとりしたら、ラップで包み、冷蔵庫で1時間ほどねかす。
  4. 生地を打ち粉をした台の上で型よりも大きめにめん棒で伸ばしたあと、型に敷き、はみ出た分は切り落とす。底面にフォークで空気穴を開けておく。

《フィリングの作り方と仕上げ》

  1. 卵、グラニュー糖、バニラビーンズ、塩、バター、水飴をよく混ぜる。
  2. ピカンナッツを加えて混ぜてから、お好みでラム酒をたらし、パイ皿に流し入れる。
  3. 180度のオーヴンで40分程度焼く。途中で焦げてきたら、温度を低くするか、パイの上にアルミホイルをかぶせよう。
  4. きつね色に焼けたら、オーヴンから出す。よく冷ましてできあがり。

「ペカン・パイは何といっても私の大好物で、冬場は思う存分食べることにしているが――からだの線を隠してくれるバルキーセーターは何のためにあると思う?――スーの店のパイはおいしいとはいっても、叔母のゼルのに比べたら、足元にもおよばない。それに、私は誰かほかの人間が作ったパイで、五百カロリーを余分に摂取したりはしない。」(『密造人の娘』p.40より)

 海外ミステリ愛読者のみなさんなら、こんなふうに登場するペカンパイにお気づきでしょう。ペカン(pecan、ピーカンとも)は北米原産のクルミ科の木で、おもに米中部・南部からメキシコに見られます。クルミを細長くしたような赤茶色のペカンナッツを使ったパイは、パンプキンパイなどと並ぶアメリカの母の味。ただし、日本人にはかなり甘め。この甘さに挑戦したい方のために、レシピをご紹介しましょう。

※このレシピは『海外ミステリ通信』創刊号に掲載されたものです。


 製作協力:k-chieさま

フーダバナー
Copyright©1998-2002 Whodunit Honyaku Club. All rights reserved.