■ 第52号 2006年1月号 ■
〈新春特別企画〉
  2005年フーダニット・ベスト10発表!
〈座談会〉
  フーダニット・ベスト10で2005年のミステリを振り返る
 
■新春特別企画 ―― 2005年フーダニット・ベスト10発表!

 2005年の年末、恒例の〈フーダニット翻訳倶楽部年間ベスト・ミステリ〉の投票が
行われた。今年はいつになく票がわれる結果となったが、ご自分のベスト10と比べて
いかがだろうか?

※投票規定
 2004年11月1日〜2005年10月31日に刊行された新刊ミステリ作品が対象(文庫化や
 再販、新訳などは除く)。会員は5作品まで投票可能。1位=5点〜5位=1点に
 して集計。
※投票期間=2005年12月1日〜12月15日
※投票者数=14人

1.『酔いどれに悪人なし』 11点
  ケン・ブルーウン/東野さやか訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
  ◆ぶつ切りの文章が小気味よいリズムを刻み、読者を酔い心地に誘うアイリッシ
  ュ・ハードボイルド。酒と本をこよなく愛す酔いどれ探偵ジャックに乾杯!

2.『無頼の掟』 10点
  ジェイムズ・カルロス・ブレイク/加賀山卓朗訳/文春文庫
  ◆禁酒法時代のアメリカを駆け抜ける強盗たちと、彼らを追う片腕の鬼刑事。壮
  絶ながらも爽快なラストが印象的な、成長小説としても楽しめる西部劇。

2.『霧のとばり』 10点
  ローズ・コナーズ/東野さやか訳/二見文庫
  ◆今年もまたメモリアル・デーに惨殺死体が見つかった。風光明媚な霧の町で起
  こった事件のむごさと悲しみの深さ、ひとの強さと優しさが心に深く刻まれる。

2.『ロックンロール・ウイドー』 10点
  カール・ハイアセン/田村義進訳/文春文庫
  ◆死の強迫観念に取りつかれている中年記者が、大物ロック歌手の死の謎を追う。
  奇矯な登場人物や動物たちが縦横無尽にかけめぐる痛快ミステリ!

5.『耽溺者』 9点
  グレッグ・ルッカ/古沢嘉通訳/講談社文庫
  ◆元ジャンキーのブリジットは殺人容疑の友を救うため、恋人アティカスに黙っ
  て再び薬物に溺れる危険を冒す。ボディーガード・アティカス・シリーズ番外編。

5.『恋するA・I探偵』 9点
  ドナ・アンドリューズ/島村浩子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
  ◆女の子型人工知能(A・I)が恋をした?! 行方不明の生みの親(プログラマ
  ー)を心配した彼女は、人間やA・Iの仲間を引きずり込んで事件の真相に迫る!

7.『百番目の男』 8点
  ジャック・カーリイ/三角和代訳/文春文庫
  ◆死体に細工を施す連続殺人犯。犯人の意図と目的はなんなのか。相棒とともに
  事件を追う若き刑事カーソンには、人に言えない秘密があった。

8.『クライム・マシン』 7点
  ジャック・リッチー/好野理恵他訳/晶文社
  ◆「あなたが人を殺したとき、わたし、現場にいたんですよ」タイムマシンを手
  に入れた殺し屋を描いた表題作ほか、ユーモラスな作品を収録した短篇集。

8.『ハゲタカは舞い降りた』 7点
  ドナ・アンドリューズ/島村浩子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
  ◆弟の会社で死体の第一発見者となったメグ。かわいい弟のためにも、ここは素
  人探偵の腕の見せどころ?! 奇人・変人満載のドタバタ・ミステリ第4弾!

10.『骨の島』 6点
  アーロン・エルキンズ/青木久恵訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
  ◆日本では5年ぶりの紹介となった、人類学者ギデオン・オリヴァー・シリーズ。
  ギデオンは旅先のイタリアで、白骨死体に隠された名門一族の秘密を解き明かす。

次点(各5点)
  『ピーナッツ・バター殺人事件』
    コリン・ホルト・ソーヤー/中村有希訳/創元推理文庫
  『暗く聖なる夜』
    マイクル・コナリー/古沢嘉通訳/講談社文庫
  『プリオンの迷宮』
    マルティン・ズーター/小津薫訳/扶桑社ミステリー
  『天使の背徳』
    アンドリュー・テイラー/越前敏弥訳/講談社文庫
  『ジーヴズの事件簿』
    P・G・ウッドハウス/岩永正勝・小山太一訳/文藝春秋
  『悪魔の赤毛』
    デイヴィッド・コーベット/小林宏明訳/新潮文庫
  『殺人展示室』
    P・D・ジェイムズ/青木久惠訳/ハヤカワ・ミステリ
  『あの日、少女たちは赤ん坊を殺した』
    ローラ・リップマン/吉澤康子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
  『失われし書庫』
    ジョン・ダニング/宮脇孝雄訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
  『黒い夏』
    ジャック・ケッチャム/金子浩訳/扶桑社ミステリー

※ 投票結果および選評はこちらで公開しています。↓
http://www.litrans.net/whodunit/best/best05/index.htm

■座談会 ―― フーダニット・ベスト10で2005年のミステリを振り返る
 ベスト10の集計が終わった2005年12月某日某所、会員たちが集まってその結果につ
いて語り合った。今年は参加者が少なかったものの、やはり例年通り3時間の長丁場
となった。今年も座談会の様子を、できるだけライブなかたちでお届けする。
                           (構成 かげやまみほ)

[山吹] それでは今年もよろしくお願いします。
[紅柿] それにしても、今年はエラく票が割れましたね〜。
[山吹] 今年は「これだ!」っていうのがなかったからでしょうね。

[山吹] では10位の『骨の島』からいきましょう。
[紅柿] もうスケルトン探偵には日本語で会えないのかと思ってたので、出ただけで
   うれしいです。
[山吹] 何年ぶりでしたっけ?
[紅柿] 5年ぶりです。人気があるはずなのに、ずっと翻訳が出なかったんです。
[山吹] シリーズ11作目だそうですね。息がながいですねえ。人気もありますよね。
   安心して読めるところがいいのかな? どっか旅行にいって事件に巻き込まれ
   るんですよね。
[紅柿] そうです。今回の舞台はイタリアで、お金持ちのバカ息子が誘拐されるんで
   すが、それと平行して父親の地所から白骨死体が発見され、その骨が先祖か?
   みたいな。謎の白骨死体の正体が、一族にからむ謎を解くという話です。
[山吹] 過去の殺人事件なんだ〜。
[若竹] おもしろそう。
[紅柿] 白骨死体の詳細な検死場面が出てくるわりに、さらりと読めるところが好き
   嫌いの分かれるところかも。
[山吹] なるほど「さらり」が分かれ目ですか。
[紅柿] 主人公のキャラがいいので、是非今後も翻訳してほしいです。

[山吹] では次にいきます。同点8位の『クライム・マシン』と『ハゲタカは舞い降
   りた』です。まず『クライム・マシン』からいきましょうか。日本で独自に編
   纂したジャック・リッチーの短篇集です。軽さとひねりとユーモアがあってい
   いんですよ。
[紅柿] 『クライム・マシン』は、どこでもすごい評判いいですよね。今年は短篇集
   の年だったのかしらん。
[山吹] 短篇集は流行っていますよねえ。
[紅柿] 「このミス」に寝る前に読むのにいいって書いてあったけど、「軽さとひね
   りとユーモア」という説明で納得できました。
[山吹] どれも趣向が違っていておもしろいから、楽しめますよ。一番好きなのはね
   え、吸血鬼探偵!
[紅柿] 吸血鬼?
[山吹] 夜しか活動できないのだ。
[紅柿] なるほど〜。おもしろそうだ。
[若竹] 吸血鬼もの好きです。
[紅柿] 星新一みたいな感じ?
[山吹] そうそう、星新一の軽さがある。
[紅柿] わ〜、是非読んでみよう。星新一、いっときハマったんですよ。
[山吹] 是非是非、読んでみてくださ〜い。

[山吹] では、おまたせしました。若竹さん一押しの『ハゲタカは舞い降りた』です。
   若竹さん、どうぞ。
[紅柿] 『ハゲタカ』ってシリーズものでしたっけ?
[若竹] そうです。シリーズの中では、これがいちばんおもしろかったですね。主人
   公メグの弟がゲームソフト会社を立ち上げたんだけど、行き違いから、セラピ
   ストたちと同じ事務所に同居する羽目に。ただでさえ、ごちゃごちゃしてる事
   務所になぜか怪我をして飛べなくなったハゲタカを保護してる。
[山吹] でさあ、ソフト会社の社員もセラピストたちも変人ばかりなの。そもそも、
   メグの家族がみんな変わり者で……。
[若竹] ソフト会社の社員たちは、さすがコンピュータのプロだけあって、自動巡回
   メールカートなんかも作っちゃうんです。でも、そのメールカートの中でプロ
   グラマーの死体が発見されて……。
[紅柿] 死体をメールカートに放置するっていう時点で、犯人はすでにイカれてます
   ね。変人てんこ盛りってだけで、おもしろそうな気がする。
[若竹] ホントに。で、素人探偵メグの出番!
[山吹] 犯人との対決の場面は「こんなのありえん!」と笑えました。バカ犬もでて
   くるし。ドナ・アンドリューズがどうしてこんなにドタバタのネタを思いつく
   のか不思議です。
[紅柿] いきなり『ハゲタカ』から読んでも大丈夫ですか?
[若竹] 大丈夫だと思います。でも、メグの家族とかバックグラウンドを知っていた
   ほうがもっと笑えるかも。
[紅柿] そうか、じゃお正月休みに1作目の『庭に孔雀、裏には死体』から読んでみ
   ますね。
[若竹] わ、うれしいです。

[山吹] じゃ〜ん、7位の『百番目の男』です。異常事件を担当する部署に配属され
   た新米刑事の活躍を描いた作品です。扱う事件が本当に異常です。
[紅柿] あちこちで「バカミス」って言われちゃって……。
[草柳] 最後だけ読んだらそうかもしれませんね。
[紅柿] 主人公とパートナーのコンビがすごくよかった。ふたりのキャラと事件の陰
   惨さのコントラストがいいって言うか。
[草柳] 主人公の設定も独創的だと思いました。
[山吹] お兄ちゃんは要らないと思ったんだけど。
[紅柿] え〜っ! いるいる。兄ちゃんもけっこう好きだ。兄ちゃんがいるからこそ
   のキャラの深さとも言えません?
[草柳] あのお兄ちゃんがいなかったら、ホントに「バカミス」になると思う。
[山吹] でもさ、犯人は相当「バカ」ですよね。あんなことのために、あんなことま
   でする?
[紅柿] まあ、現実でも「そんな理由?」っていう事件あるし。ほんとに「バカミス」
   かどうかは次作でわかるかな。
[山吹] そうですね、評価保留です。

[山吹] では5位の『耽溺者(ジャンキー)』と『恋するA・I探偵』です。まずは
   『耽溺者』からいきましょうか。
[紅柿] ボディガードのアティカス・シリーズの番外編です。脇役で出てきた女探偵
   ブリジットが主人公です。NYCの警官だった父親の期待と愛情を裏切った過
   去と、ヘロイン中毒だった過去が明らかになる。で、中毒から更生しようとし
   てたときの恩人を救うために活躍する話。
[山吹] アティカスは全然でてこないんですか?
[紅柿] アティカスも出てきます。というか、途中でヒロインが行方不明になって、
   アティカスの一人称になるの。かっこよくて粋なヒロインの弱さがちらり。で
   もやっぱ強い女で、そこがいいんですよ。
[山吹] あらすじを聞くとおもしろそう! アティカス・シリーズから読んだ方がい
   いですか?
[紅柿] 『耽溺者』だけでもじゅうぶん楽しめます。余裕があったらシリーズも読む、
   くらいで大丈夫。
[山吹] よし、わたしのお正月は『耽溺者』だ!
[紅柿] 是非是非。

[山吹] では『恋するA・I探偵』どうぞ。ベスト10に2冊入っているなんて、ドナ
   ・アンドリューズは勢いがありますねえ。
[紅柿] 設定がすごいですよね。
[草柳] えーと、主人公のチューリングは人工頭脳なんですよね。
[若竹] 人工頭脳が自我に目覚める。で、自分を作ったプログラマーに恋心に似たも
   のを感じる。
[若竹] そのプログラマーが行方不明なるんですよね。
[草柳] それで心配になって行方を捜し始める。
[若竹] 監視カメラとかで。あと、社内のメールをチェックするとか。でも社内だけ
   じゃなくて、インターネットでつながってるから社外の情報もあっという間に
   入手しちゃう。
[草柳] あっちこっちハッキングしてましたよね。ニセの身分証や、クレジットカー
   ドを作ったりと。一歩間違えれば、犯罪者やんって……。
[若竹] すっごく賢い、って当たり前。
[紅柿] コンピュータが「その気」になったらすごそうだな〜。
[若竹] でも、そこはやはり機械。限界があるんですよね。そこで、人間の友人2人
   に手伝ってもらう。
[山吹] 聞けば聞くほど、設定がすごい。
[若竹] アガサ賞受賞の要因も主人公の設定にあるとか……。
[草柳] わたしは『ハゲタカ』より、こっちのほうが好きかもしれない。
[若竹] わたしはドタバタ・メグのほうかも。

[山吹] 2位が3作あります。『無頼の掟』『霧のとばり』『ロックンロール・ウイ
   ドー』です。では『無頼の掟』からいきましょうか。
[山吹] 1920年代のアメリカのアウトローたちの話です。主人公は10代の若者で、堅
   気の両親に育てられて頭もいい青年なんだけど、叔父さんたち(双子)がイカ
   れていて、いかさまポーカーしたり、強盗したりして、刑務所に入っては脱獄
   したりするような人なんです。主人公の若者は叔父さんたちが大好きで、両親
   が早くに亡くなってしまうと叔父さんたちの強盗を手伝うようになる。で、叔
   父さんたちの反応は「おれたちと一緒に仕事をしてもいいけど、学校だけはで
   ておけ!」「成績が落ちたら、強盗の手伝いはさせん」と。
[紅柿] そうか、仲間になるんですね。おじさんたちも、世間的には悪人だけど、い
   い人たちなんだ。
[山吹] 主人公はすごくタフで、殺人の罪で刑務所に入るんだけど、自分の力で脱獄
   しちゃう。で、住所不定の叔父さんたちを探して、また一緒にアメリカ内を転
   々とします。その途中、女の子と知り合って、そのあたりの恋愛も描かれる。
[紅柿] 主人公の成長ストーリーでもあるわけだ。
[山吹] で、主人公が殺した相手は留置所の看守だったんだけど、その看守の親父が
   鬼警部で、主人公に復讐しようとつけねらうんです。ラストがいいんですよ。
[紅柿] 「ラストがいい」って、あちこちに書いてありますよね。
[山吹] とにかく読んでみてください。絶対、お薦めだから。

[山吹] では、『ロックンロール・ウイドー』いきましょうか。
[紅柿] 読んだけど、あまり印象に残ってない……死亡記事欄担当の記者が主人公な
   んですよね、たしか。
[山吹] わたしも読んだんだけど、記憶が……。
[菖蒲] え〜、左遷された中年記者が大物ロック歌手の死亡事件を不審に思い、その
   未亡人の周辺を調べていくっていうお話です。
[山吹] ハイアセンにしてはおとなしめですよね。
[紅柿] 死ぬのがメチャクチャ怖くて、有名人の死亡年月日を網羅している変人主人
   公のことしか覚えていない。
[山吹] ああ、それはわたしも覚えている。ハイアセン読んだことのない人が、これ
   で初ハイアセンだとがっかりでしょうね。
[紅柿] わたしは『HOOT』のあとに読んだから、余計イマイチの印象が。
[草柳] ハイアセンお得意のドタバタじゃないんですか?
[菖蒲] もちろんドタバタですよ。今回はトカゲが大活躍します! ただ、一人称で 
   書かれていて、主人公が作者自身とかぶるところがあるので、たしかにおとな 
   しめではありますけど、エピローグはじーんと胸が熱くなりました。
[草柳] トカゲですか……なんか、おもしろそうですね。読んでみようかなぁ。

[山吹] それじゃあ、次は『霧のとばり』にいきましょうか。『海外ミステリ通信』
   2005年7月号の特集でもご紹介した作品ですね。知的で冷静な検事補マーティ
   が主人公です。
[紅柿] これは主人公の息子がよかった!
[草柳] 泣きました。いい! 主人公と息子の関係が……。
[紅柿] 働くシングルマザーっていう設定、最近多いのかな。子育てもキャリアもバ
   ッチリよ、っていうんじゃなくて、いろいろ闘ってて、女としての人生と母親
   としての人生の葛藤とか、キャリアウーマンとしての葛藤とか、そういういろ
   んな背景も読みどころになってる作品。がんばってるけど弱さもある。弱さも
   あるけどがんばらざるをえないっていう設定が好き。
[山吹] 「がんばらざるをえない」ってわかるなあ。
[紅柿] 仕事と家事と子育ての両立なんて、オトコどもにできるか! って感じ。
[山吹] 『霧のとばり』は次の翻訳もあるのかな?
[紅柿] 是非翻訳してほしいです。

[山吹] では1位にいきましょうか。じゃ〜ん、『酔いどれに悪人なし』です。探偵
   ものが好きなフーダらしい1位ですね。主人公のジャックはアル中で読書好き
   の私立探偵。自殺した少女の死の真相を調べてほしいと依頼されて調査を開始
   するというお話しです。ハードボイルドです。
[草柳] 酒と本を愛する探偵なんて、たまんないです……。
[若竹] アイルランドの探偵って初めてでした。
[紅柿] 酔っ払ってばかりで、あんまり仕事しない人なんですよね?
[草柳] 飲んでるか、寝てるか、読んでるか……。
[紅柿] 文章のリズムがすごくいい、ってどこかで読んで、訳者の方すごいな〜って。
[山吹] うん、うん、リズムいいですよ。会話もおもしろいですよね。続篇『酔いど
   れ故郷にかえる』も出ています。
[紅柿] 読みどころをひとことで言うと?
[山吹] 探偵のキャラのユニークさと会話のおもしろさ。
[草柳] 驚くべきラストシーン。あとは、テンポがよかったかな。やっぱり。
[紅柿] なるほど、ラストまでお楽しみがあるんですね。必ず読みます。
[山吹] テンポ、リズムも楽しんでください。

[山吹] じゃあ、最後にみなさんの2006年の抱負など聞かせてください。
[紅柿] 「ああ、読書ってすばらしい」と思える原書を見つけたいです。
[菖蒲] わたしはやっぱり楽しいミステリが読みたいな。ほのぼのでも抱腹絶倒でも
   よし。いやなことをぱーっと忘れられるようなのがいいです。
[草柳] 今年はコージーに力を入れてましたが、来年は究めたいです。
[山吹] わたしは、オチがなくて、わけのわからない、変な話をもっと読みたいなあ。
[草柳] オチのない、変な話もいいですね。
[紅柿] わたしはねぇ、魂に響くというか、読みながら切なさに身悶えしてしまうよ
   うな本が読みたいの。
[若竹] わたしは元気になれるミステリが読みたいです。

[紅柿] やっぱ今年も3時間……。
[山吹] ホントだ、3時間……。みなさん、どうもありがとうございました。2006年
   もおもしろいミステリで出会えますように。

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■編集後記■
 あけましておめでとうございます。2006年も『海外ミステリ通信』をよろしくお願
いします。わたしの今年の目標は、原書をたくさん読むです。絶版でなかなか手には
いらない本を原書で読もうと思っています。               (清)


********************************************************************  海外ミステリ通信 第52号 2006年1月号  発 行:フーダニット翻訳倶楽部  発行人:うさぎ堂(フーダニット翻訳倶楽部 会長)  編集人:清野 泉  企 画:板村英樹、かげやまみほ、片山奈緒美、唐澤涼子、崎浜祐子、      佐藤枝美子、中島由美、中西和美、花田美也子、松本依子、      三浦真司、森まり、柳田有里、矢野真弓、山田亜樹子  協 力:出版翻訳ネットワーク 小野仙内      西洋冒険譚翻訳倶楽部  本メルマガへのご意見・ご感想、及びフーダニット翻訳倶楽部の連絡先   e-mail: mwmag@litrans.net   掲示板: http://www.litrans.jp/c-board/c-board.cgi?id=15  配信申し込み・解除/バックナンバー:  http://www.litrans.net/whodunit/mag/index.htm  ■無断複製・転載を固く禁じます。(C) 2006 Whodunit Honyaku Club ********************************************************************
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