■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■               月刊 海外ミステリ通信           第48号 2005年9月号(毎月15日配信) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ★今月号の内容★ 〈インタビュー〉 ランダムハウス講談社編集部 〈未訳書レビュー〉"CATNAP" "DRAGON'S EYE" "EXILES ON MAIN STREET" 〈お気に入り見つけた! 〜8月のミステリから〜〉 〈速報〉     バウチャーコン関連受賞作発表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ■インタビュー ―― ランダムハウス講談社編集部               ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  今月、ランダムハウス講談社から文庫シリーズが創刊された。13日に出版されたば かりの第1回配本は、歴史ミステリ、YA、ファンタジイ、コージー・ミステリ、ロ マンスと多岐にわたっている。今回は編集部の宮田昭宏さんと相原結城さんに新シリ ーズにかける思いをうかがった。 ――まず、文庫シリーズ創刊の経緯についてお聞かせください。 宮田:ランダムハウス講談社は、当初から若い女性を読者ターゲットにしていたんで すが、以前うちから刊行していた小B6判のシリーズは大きくてバッグに入りにくい という欠点がありました。それにあのシリーズは、書店の置き場所や価格的にも中途 半端だったんです。その点、文庫は安価で持ち運びが便利という利点があります。い ままであまり書店に行ったことがなかったり、読書の習慣がない若い世代に読んでい ただくためにも、今回ソフトカバーから文庫へ移行する運びになりました。 ――出版する作品は、どのように選んでいるのですか? 宮田:エージェントから紹介される場合もありますが、全世界に広がる系列会社から も情報を得ています。うちはファーストルック権といって、海外の系列会社が扱って いる作品に日本で最初に目をとおす権利を持っているんです。これは大きなアドバン テージですし、今後数多くの作品を文庫から出していく体力にもなると考えています。  ランダムハウスにはグローバルなネットワークがあり、多くのエンターテイメント を出版しています。YAやミステリなど、狭いところを専門にしている出版社が多い なか、このネットワークを活用して海外文学の総合文庫を出すのはチャンスだと思い ます。たとえば第1回配本の6タイトルは、どれをとってもおもしろい。しかもバラ エティに富んでいるので、さまざまな読者のニーズに応えられる内容になっています。 ――文庫シリーズ創刊にあたって、独自のコンセプトがあるとうかがいましたが? 相原:うちはマーケティングを重視しているんです。ミステリやYAというようなジ ャンル分けではなく、ヤングアダルト層とコンテンポラリー層というふたつの読者層 を設定し、それぞれに合った作品を出して行きたいと考えています。 ――創刊シリーズの6タイトルはどれもおもしろそうですが、特にお薦めはあります か? 宮田:『聖骸布血盟』は、スペインで出版後半年で50万部を突破し、17か国語に翻訳 されている作品です。来年6月にアメリカでも出版されますが、今回はそれに先駆け ての出版になりました。 相原:キリストの聖骸布が保管されているトリノ大聖堂で火災が発生し、焼け跡から 舌のない男の遺体が発見されるんです。その2年前にも舌のない男が窃盗犯としてつ かまったんですが、当然なにもしゃべれないし、指紋も焼かれていたため、くわしい 事情がわからないままいまも投獄されている。それで、ふたつの事件にはなにか共通 するものがあるのではないかと考えた美術品特捜部の刑事が捜査に乗りだしたところ、 過去から現在につづく謎が次々に明らかになり……というストーリーです。聖骸布の 歴史には実際に2世紀にわたる空白の期間があって、そのあいだになにがあったのか、 著者がオリジナルのアイデアを盛りこんでいます。 宮田:トリノ大聖堂の聖骸布は、時代鑑定で13世紀のものという結果が出ていて、本 物は別のところにあると言う人もいる。だとすると、現在の13世紀のものになった理 由があるはずだし、本物はどうなったのかという疑問も生まれる。現在の捜査に聖骸 布の歴史的ミステリ要素をからめ、緻密に計算されつつもスピーディに展開する作品 です。これはデビュー作なんですが、著者はもともとジャーナリストなだけあって、 綿密な調査にのっとって書かれているんです。実在する組織が登場するなど、文句な くおもしろいとお薦めできます。 ――今後の刊行予定を教えてください。 宮田:来月も6タイトルを刊行しますが、そのなかでも特にお薦めはスティーブン・ レザーの『ロンドン爆破まで九日間』でしょうか。タイトルどおり、ロンドンを舞台 にした9日間の物語です。娘を誘拐され、爆弾をつくるよう強迫された母親と、爆弾 をつくらせる側のリーダー、それを阻止しようとする公安官の3人が全員30代の女性 なんですが、立場の違う3人それぞれに哀しい過去やドラマがあるんです。個性的な 脇役とのからみもあったりで、ひじょうに周到にできた作品です。先日ロンドンで実 際に爆破テロがありましたが、なぜロンドンはあれだけ爆弾に神経質で、あれだけ早 く犯人を逮捕できたかなど、今回の事件の背景も理解できる内容になっています。                      (取材・文/中西和美、山本さやか) ★このインタビューのロングバージョンがWebでご覧になれます★ http://www.litrans.net/whodunit/int/random.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ■未訳書レビュー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ "CATNAP" by Carole Nelson Douglas Forge Books/1992/ISBN: 0812516826 《ミステリの陰に黒猫あり。ハードボイルド猫登場!》 【俺はラスベガスの裏通りの隅々までも知り尽くす探偵だ。人は俺のことを“ミッド ナイト・ルイ”と呼ぶ。俺には変事をかぎつける嗅覚があり、死体を見つけることも しばしばだが、今回見つけた死体を人間に発見させるのは少々骨が折れそうだ……。】  フリーのPRウーマン、テンプル・バーは巨大なコンベンションセンターで開かれ た全米書籍販売協会の大会の仕事を請け負っていた。ところが、大手出版卸売業者の 2匹のマスコット猫がいなくなっていることに気づき、猫が1匹センター内を駆け抜 けるのを見て追いかけていくと、薄暗いブースの片隅で何かにつまずいた。見るとそ れはなんと人間の死体だった! 被害者の名前はチェスター、メディカル・ミステリ の人気シリーズをかかえる出版社の社長で、なんとも評判の悪い男だった。しかも、 会場に出入りする関係者はあまりにも多く、容疑者すら浮かばない。そんな中、テン プルは大会を成功させるべく犯人探しに乗り出し、彼女自身も危ない目にあう。一方、 2匹のマスコット猫の行方はようとしてわからず、結局、身代金要求が舞い込んだ。 【さて、なんとか人間に死体を発見させた俺は、それがきっかけで同居することにな ったテンプル嬢のために、今度は命がけでマスコット猫の救出に向ったのだが……。】  すでにお察しのとおり主人公の探偵は猫――9kgもある大きな黒猫なのだ。その相 棒は、好奇心の強さでは猫にも負けないという元気な女性。本書が独特なのは、猫の ルイによる1人称の語りとテンプル視点の3人称の語りとで物語が進行していく点だ。 ルイは人間から見ると、罪のないかわいい動物なのだが、彼自身の語り部分はいたっ てハードボイルド。タフで内省的でちょっぴりミステリアス。そんなルイの語りやし ぐさの描写に猫好き読者はもうメロメロ。また、巻頭の賛辞紹介ページには、作中の マスコット猫やあのガーフィールドからのメッセージもあり、遊び心に溢れている。  本書は現在17作目まで出版されているミッドナイト・ルイ・シリーズの1作目。シ リーズ中にはCWA賞を受賞した作品もある。といっても、あの英国推理作家協会の "Crime 〜" ではなく、"Cat 〜" の「猫作家協会」のほうだが。猫好きのミステリ・ ファンや軽妙なユーモア・ノベルがお好きな方にお勧めしたいシリーズだ。                                 (矢野真弓) ◇著者のサイトはこちら http://www.carolenelsondouglas.com/ ◇アマゾン・ジャパンで本をお買い求めの場合は「BOOKS WHODUNIT」へ http://www.litrans.net/whodunit/bookswhodunit2/index.htm#tushin0509 ---------------------------------------------------------------------------- "DRAGON'S EYE" by Jennie Melville Symon and Schuster/1976/ISBN: 0671223097 《美しい屋敷を覆う死の影》  英国ノーサンバーランド州の北海に面した海岸にドラゴンズ・アイと呼ばれる土地 がある。本土から細い道でつながっている島で、その丘は竜の背のコブのように見え る。このドラゴンズ・アイにはノルウェーからやってきたヴァイキングが住み着いた という伝説があり、島に立つ館マーカベイには怪物が出るという噂が流れていた。  孤児だったケイト・メルローズは12歳のとき、マーカベイをオークションで競り落 とそうとした。保護者で教師のリディアとともにロンドンからの旅行で当地を訪れて、 そして売りに出されていた屋敷に一目惚れをしたのだ。虎の子の1000ドルを持ち出し たものの、もう少しというところで裕福な紳士ロバート・ベリックに負けた。  それから10年後、女優としての道を歩むケイトの元へ驚くべき知らせが入った。ロ バートが死に、しかもケイトにマーカベイを遺産として残したという。当惑しつつも、 ケイトは失恋の痛手から一時期逃避するためにドラゴンズ・アイへと移り住む。  ケイトは新しい環境がすっかり気に入った。ロバートの孫息子ジェイミーと愛し合 うようになり、結婚の約束をする。だがケイトは島をうろつく不審な人影を見かけた り、オートバイ事故に巻き込まれたりしたことから、この土地に自分を狙うなにもの かがいると確信する。しかしジェイミーを含め、周囲の人間はその言葉を本気で受け 取ってくれない。ある日、水泳中にケイトは行方不明になっていた村人の溺死体を発 見する。  主人公の出生の秘密や彼女を狙う真犯人の正体には意外性があり、また真犯人の狂 気に満ちた行動にはぞっとさせらる。また北海の風景描写や残忍なヴァイキング伝説 には荒々しい魅力がある。ミステリとしての仕組みにエキゾックな背景がしっかりと 結びついたゴシックロマンの佳作だ。抑制の効いた作者の文章が素晴らしく、恋愛、 殺人者の徘徊が生み出すスリル、非情な裏切り、クライマックスの大冒険まですべて をあまさずに書き込んでいる。  作者ジェーン・メルヴィルは本格ミステリ作家グェンドリン・バトラーの別名義だ。 ジェーン・メルヴィル名義ではゴシックロマンと女性警視チャーミアン・ダニエルズ のシリーズを書いている。ジェーン・メルヴィル、グェンドリン・バトラー、それぞ れの名義でいくつか短編が邦訳されている。                                 (柳田有里) ▽著者の作品データ http://www.fantasticfiction.co.uk/authors/Jennie_Melville.htm ◇アマゾン・ジャパンで本をお買い求めの場合は「BOOKS WHODUNIT」へ http://www.litrans.net/whodunit/bookswhodunit2/index.htm#tushin0506 ---------------------------------------------------------------------------- "EXILES ON MAIN STREET" by Lisa Kleinholz HarperPaperbacks/1999/ISBN: 0061014117 《心の傷は決して癒せない。だがまずは相手を“許す”ことだ》  本メルマガ7月号で特集した「元気な女性主人公」たちにすぐにでも仲間入りでき そうな、魅力的な女性を見つけた。31歳、ふたりの子持ち、元ローリング・ストーン 誌のライター、ゾエ・サボーだ。  ゾエの夫はミュージシャンだが、薬物の過剰摂取のため病院に担ぎ込まれてバンド を脱退し、それ以来夫婦関係がぎくしゃくしていた。ゾエは「夫との関係を見直した い、そしてこどもたちを静かな環境で育てたい」と考え、一家はLAからマサチュー セッツの田舎町に引っ越してきた。定職のない夫の代わりに、ゾエが地元の新聞社で 働きはじめ、町にきて8か月、その奇抜な服装――パンクファッション――と、髪型 ――プラチナに脱色して一部はピンク――を周囲からじろじろ見られることにもだい ぶ慣れてきた矢先に、事件が起きる。  カンボジア人の若い女が、ナイフでメッタ刺しにされた姿で発見された。たまたま 現場に居合わせたゾエは、被害者を見て驚く。以前取材したカンボジア難民家族の娘 だったのだ。スクープのチャンスとばかりに、被害者の家族や難民を支援するボラン ティア関係者に会って話を聞く。1日も早く米国の市民権を手に入れて、カンボジア 料理の店を持つのが夢だった被害者は、先頃米国人男性と婚約したばかりで、幸せの 絶頂にいたはずだ。ところが取材をすすめるうちに、被害者の表の顔とは違う一面が 次第に明らかになっていく。  とにかく主人公のゾエがいい。鼻っ柱が強く、新聞社では一匹狼。ライバル記者を 出しぬいてなんとかチャンスをものにしようと取材に飛びまわる。そしてとても完璧 な母親とはいえないが、彼女なりのやり方で主婦業をこなして愛情深くこどもに接す る姿は、働きながらこどもを育てる女性の等身大の姿が描かれていて共感できるし、 好感も持てる。また自分探し中の夫との関係も微妙で、気になるところだ。  本書のタイトルはストーンズのアルバム名と同じで、物語中ではビートルズ、スプ リングスティーン、ユーリズミックスなどいろいろなミュージシャンの曲が効果的に 使われている。音楽好きの読者には場面の雰囲気が一層細やかに伝わってくるだろう。                                 (清野 泉) ◇著者のサイトはこちら http://www.kleinholz.com/index.html ◇アマゾン・ジャパンで本をお買い求めの場合は「BOOKS WHODUNIT」へ http://www.litrans.net/whodunit/bookswhodunit2/index.htm#tushin0509 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ■お気に入り見つけた! 〜8月のミステリから〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  今月は少々風変わりなというか、人間以外の探偵が活躍するミステリを2つ紹介す る。ただし風変わりさだけを売り物にして、ミステリとしては物足りないということ はなく、どちらも探偵の個性をいかした独自の世界観を持つ作品だ。  最初に紹介する『恋するA・I探偵』は、日本でも順調に翻訳が続いているメグ・ ラングスロー・シリーズの作者、ドナ・アンドリューズの新シリーズの1作目だ。  主人公チューリング(チュー)・ホッパーは、プログラミングされた人工知能(A ・I)。だが自己改良能力を持ち、古今東西の文学やミステリをインプットされ、人 間研究に熱心な彼女は、いつしか感情を持つようになっていた。  そんなチューの目下の気がかりは、彼女の制作者で〈UL〉社のプログラマーのザ ックが、数日間ネットワークにログインしていないことだ。社内の監視カメラを何度 チェックしても、ザックの姿は一度も映っていない。それらしき痕跡がネット上に残 っていないことから、退職したわけでも休暇をとったわけでもなさそうだ。それに警 備部門の人間が、ザックのオフィスに無断で何度か入っているのも気になる。ネット 上での調査に限界を感じたチューは、〈UL〉社で最も信頼している秘書のモードと コピー係のティムに、現実世界でザックについて調べてもらうことにした。だがそれ がきっかけで、チューたちは思いもよらぬ大事件に巻き込まれることになる。  ネットにつながってさえいれば、チューはどこの監視カメラであろうと覗くことが できる。誰かの経歴を別のものと入れ替えたり、ある人物をまったくの別人に変える ことができる。ATMから好きなだけお金を引き出させるのも簡単なことだ。現実の 世界で起きれば恐ろしい事件だろうが、そんなふうに思えないのは、チューの性格の おかげかもしれない。頭脳明晰なうえユーモアにとんだチューは、彼女を人間の女性 と思いこんでいるティムが毎日デートに誘うほどキュート。そんなチューの事件簿は、 アメリカで現在3作目までが発売になっていて、4作目もまもなく出版されるようだ。 日本でもチューの次の活躍を、できるだけ早く紹介してもらいたい。 「やあやあ、ごぶさた」の挨拶とともに久々の登場となったのは、ヴェロキラプトル の恐竜探偵ルビオだ。今回紹介する『鉤爪の収穫』はシリーズ3作目なのだが、シリ ーズを知らない方のために、ちょっと背景を説明しておこう。恐竜探偵が活躍すると いっても舞台は現代のアメリカであって、白亜紀ではない。実は数種類の恐竜が氷河 期を生き延びていた。そのことを人間に知られずに暮らすため、恐竜たちは評議会と いう組織と厳格な規則のもと、人間の扮装をして暮らしている。というのがシリーズ の基本設定になっている。こう書いてしまうと、その奇抜な設定だけが面白いシリー ズではないのかと思われるかもしれないが、さにあらず、内容はいたってオーソドッ クスな、しかも読み終わったあとにほろ苦さの残るハードボイルドだ。  ロサンジェルスのヴェロキラプトル・マフィアのドン、フランクからの仕事を、高 額の報償に目がくらんで引き受けたルビオ。マイアミにあるフランクの弟の組織と対 立するハドロサウルス・マフィアの幹部が、2週間の予定でロサンジェルスに来るの で、それを尾行するという簡単な仕事だった。だが予定を変更してマイアミに引き上 げた幹部を、ルビオが追いかけて行ったことから、事態は複雑になっていく。対立す るマフィアのボスが、幼なじみのジャックだったからだ。自分の意志とは関係なく2 つの組織の中枢に入り込んでしまったルビオは、激しい抗争のただ中に放り出される。  前の2作は、現代に恐竜がいるというシチュエーションを前面に押し出した作品だ ったが、今回はちょっと趣向が違う。これまであまり触れられることのなかった、ル ビオの過去が大きく関わってくるからだ。最後にとった行動でルビオは溜飲をさげた とあるが、今回の事件は今まで以上にルビオの心に、傷をつけたのではないだろうか。 こんど戻ってくる時には、また元気なルビオになっていることを願わずにいられない。                               (かげやまみほ) 『恋するA・I探偵』 "YOU'VE GOT MURDER"  ドナ・アンドリューズ/島村浩子訳  ハヤカワ・ミステリ文庫/2005.08.15発行 840円(税別)  ISBN: 4151724559 ◇bk1へ http://www.bk1.co.jp/product/2578358/p-bkswhod00154 『鉤爪の収穫』 "HOT AND SWEATY REX"  エリック・ガルシア/酒井昭伸訳  ヴィレッジブックス/2005.08.20発行 980円(税別)  ISBN: 4789726231 ◇bk1へ http://www.bk1.co.jp/product/2585324/p-bkswhod00154 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ■速報 ―― バウチャーコン関連受賞作発表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●アンソニー賞受賞作品発表 ▼最優秀長篇賞(Best Novel)  "BLOOD HOLLOW"              ウィリアム・K・クルーガー ▼最優秀処女長篇賞  "DATING DEAD MEN"            ハーレー・ジェーン・コザック ▼最優秀ペイパーバック賞  "TWISTED CITY"              ジェイソン・スター ▼最優秀短篇賞  "Wedding Knife"             Elaine Viets                       ("CHESAPEAKE CRIMES")  その他の部門および詳しくは公式サイトをご覧いただきたい。 ▽バウチャーコン公式サイト http://www.bouchercon.net/ ---------------------------------------------------------------------------- ●シェイマス賞受賞作品発表 ▼最優秀長篇賞(Best P. I. Novel)  "WHILE I DISAPPEAR"           Ed Wright ▼最優秀処女長篇賞(Best First P. I. Novel)  "THE DEAD"               Ingrid Black ▼最優秀ペイパーバック賞(Best Paperback P. I. Novel)  "FADE TO BLONDE"            Max Phillips ▼最優秀短篇賞(Best P. I. Short Story)  "Hasidic Noir"             パール・アブラハム                               ("BROOKLYN NOIR")  詳しくはバウチャーコンの公式サイトをご覧いただきたい ▽バウチャーコン公式サイト http://www.bouchercon.net/ ---------------------------------------------------------------------------- ●ハメット賞受賞作品発表  "PRINCE OF THIEVES"  チャック・ホーガン  詳しくは公式サイトをご覧いただきたい。 ▽国際推理作家協会北アメリカ支部の公式サイト http://www.crimewritersna.org/news/index.htm ---------------------------------------------------------------------------- ●バリー賞受賞作品発表 ▼最優秀長篇賞 (Best Mystery Novel)  "THE ENEMY"        リー・チャイルド ▼最優秀処女長篇賞 (Best First Mystery Novel)  "THE SHADOW OF THE WIND" Carlos Ruiz Zafon ▼最優秀英国ミステリ賞 (Best British Mystery Novel)  "FLESH AND BLOOD"     ジョン・ハーヴェイ ▼最優秀ペイパーバック賞 (Best Paperback Original Mystery)  "TAGGED FOR MURDER"    Elaine Flinn ▼最優秀短篇賞 (Best Mystery Short Story)  "The War in Wonderland"  エドワード・D・ホック ("GREEN FOR DANGER")  その他の部門および詳しくは公式サイトをご覧いただきたい。 ▽バウチャーコン公式サイト http://www.bouchercon.net/ ---------------------------------------------------------------------------- ●マカヴィティ賞受賞作品発表 ▼最優秀長篇賞(Best Mystery Novel)  『酔いどれ故郷にかえる』        ケン・ブルーウン ▼最優秀処女長篇賞(Best First Mystery Novel)  "DATING DEAD MEN"            ハーレー・ジェーン・コザック ▼最優秀短篇賞(Best Mystery Short Story)  「スレインの未亡人」          テレンス・ファハティ                       (EQMM, March/April 2004)  その他の部門、および詳細については公式サイトをご覧いただきたい。 ▽〈ミステリー・リーダーズ・インターナショナル〉公式サイト http://www.mysteryreaders.org/macavity.html                               (かげやまみほ) =- PR -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=             ☆★「月刊児童文学翻訳」☆★  インタビュー、最新情報、レビューなど、児童文学翻訳に関する記事が満載の情報 誌。詳細&購読申し込みはこちらから(↓)。                   http://www.yamaneko.org/mgzn/index.htm 毎月15日配信(1月と8月は休刊)。申し込み手続きは前日までにおすませください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- PR -= ---------------------------------------------------------------------------- ■編集後記■  応援していた作品がノミネートされていた、バウチャーコン関連の賞の受賞作が発 表になりました。みなさんの予想はいかがでしたか?           (清) ****************************************************************************  海外ミステリ通信 第48号 2005年9月号  発 行:フーダニット翻訳倶楽部  発行人:うさぎ堂(フーダニット翻訳倶楽部 会長)  編集人:清野 泉  企 画:板村英樹、かげやまみほ、片山奈緒美、唐澤涼子、崎浜祐子、      佐藤枝美子、中島由美、中西和美、花田美也子、松本依子、      三浦真司、森まり、柳田有里、矢野真弓、山田亜樹子、      山本さやか  協 力:出版翻訳ネットワーク 小野仙内      西洋冒険譚翻訳倶楽部  本メルマガへのご意見・ご感想、及びフーダニット翻訳倶楽部の連絡先   e-mail:mwmag@litrans.net   掲示板:http://www.litrans.jp/c-board/c-board.cgi?id=15  配信申し込み・解除/バックナンバー:   http://www.litrans.net/whodunit/mag/  ■無断複製・転載を固く禁じます。(C) 2005 Whodunit Honyaku Club ********************************************************************