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2003年新刊ベスト10


【11位から20位】


1位から10位

順位作品得票数
1位『ボストン、沈黙の街』ウィリアム・ランデイ著/東野さやか訳/ハヤカワ・ミステリ文庫79
★作品紹介★
 田舎町の若き警察署長ベンは初めての殺人事件で都会の警官のすさんだ闇を見た。正義とは何だ? デビュー作とは思えない重厚な1冊。
▼投票者のコメント▼
● 今年は、ラストの何ページかで大どんでん返しがあるものが多かったが、この作品はその中でもっとも驚かされた。今後にも期待したい。
● 実は、結末、こんなのありか、と少し怒った。その分、印象に残った。著者の勝ちか。
● かなり好きなのだけれどつらすぎる。救いがあったらいいなぁと思う。
● 驚愕しました。
● 帯に書かれた「驚愕のラスト」に偽りなし。ただこのどんでんがえしは反則ぎりぎりかも。でも、筆致が好きなのでデビュー2作目への期待を込めて5位。
● やはりラストには驚きました。でもつらいですねえ。
● 本当にデビュー作なの?と驚嘆しました。1頁毎に読む愉しみを久しぶりに味わえた作品。今年一番の収穫作。
● 雰囲気と登場人物に胸がきゅうっとなった。犯人を予想しながら読んでいたけど、当たってなかった。
● 衝撃の結末のあと、また読み返してみてまた別の衝撃を受ける。もしかしてこれってとっても恐い話なのかも……。
● この作品も最後に「ああっ」が待っています。新人ですって。うまいわ〜。
● 読む前にいろんな人から「衝撃のラスト」と聞きすぎてしまったので、実際に読んだときはそれほど驚かなかったのですが(ごめんなさい)、あらためて読み返してみると、なるほどなあと思える伏線がいくつもありました。お見事です。
● いっとき、どこも品切れで大型本屋まで足を伸ばしてやっと手に入れました。増刷がかかったらしく、今はどこの本屋さんでも平積みしていますよね。
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2位『天使と悪魔(上・下)』ダン・ブラウン著/越前敏弥訳/角川書店48
★作品紹介★
 スイスの科学研究所から盗まれた反物質が、安全装置をはずした状態でヴァチカンに持ち込まれた! 科学と宗教の対立を描くタイムリミット・サスペンス。
▼投票者のコメント▼
● これでもかというエンタテインメント。純粋に「あー、おもしろかった」と言える作品。
● まさしく怒濤の徹夜本。蘊蓄がたっぷりで、読み終わるとすごく賢くなった気分になれる。これだけ楽しませてくれれば、上下3600円+税はちっとも惜しくない。
● これぞエンターテインメント。今年は文句なしにこれ!
● これぞエンタテインメント
● 噂どおりの徹夜本。休日前夜から読むことをお勧めします。
● むずかしい部分もあるのに、ハッと気づけばノリノリの本。すごい人がでてきましたね。
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3位『ビッグ・レッド・テキーラ』リック・リオーダン著/伏見威蕃訳/Shogakukan mystery40
作品紹介★
 トレスは12年ぶりに故郷に戻る。昔の恋人を救い出し、未解決の父の死の真相解き明かして青春時代にけりをつけたい。「トレス・ナヴァー」シリーズ誕生。
▼投票者のコメント▼
● 会話がとてもいいし、猫のロバート・ジョンソンがかわいい。
● トレス・ナヴァーのシリーズの1作目。トレスの無茶なところが少年ぽくてよい。ほぼ一年前に読んだが、最近だったらもう少し順位は上だったかも。
● 主人公のキャラがよかった。続編が楽しみ。
● 楽しかったです。2作目の翻訳が出るのが待ち遠しい。
● やっと翻訳刊行にただただ涙。主人公の飼い猫ロバート・ジョンソンが好き。アメリカ南部のねっとりとした感じがいい。● 主人公の青臭さにきゅーんと胸が痛くなった。
● こういうアメリカ小説がもっと読まれるべき
● 猫がかわいいです。食べものがおいしそうです。テキサスにいってみたくなります。太極拳を覚えたくなる……かも?
● デフォルトで好みでございます。いいなあ。
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4位『文学刑事サースデイ・ネクスト1 ジェイン・エアを探せ!』ジャスパー・フォード著/田村源二訳/ソニー・マガジンズ30
★作品紹介★
 サーズデイ・ネクストは文学刑事。物語の中に入りこんでストーリーを改変しようとする凶悪犯を追う。英米でもベストセラーになっているシリーズ第1弾。
▼投票者のコメント▼
● とにかく世界観が楽しくてよかった。続編も楽しみです。
● 過去の話なのに異次元ゾーンという摩訶不思議な設定。主人公の人物像がもう少し描かれていればもっとよかった。
● ドタバタが見事に収束していった
● どうしても最近読んだ本のほうが、頭に残ってしまいます。 この本は読み終えたばかりなので。設定も、話の流れも、楽しませてくれる本でした。
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5位『テキサスの懲りない面々』ジョー・R・ランズデール著/鎌田三平訳/角川文庫29
★作品紹介★
 お金と休暇を手に入れてカリブ海クルーズに出かけたハップとレナードだが、行く手にはやはりトラブルが待ち構えていた。今回はハップがかっこいい!
▼投票者のコメント▼
●元気な「面々」に会えて嬉しかった。ハップは気の毒だったけど。
●シリーズの転換点になるのか? 次作が楽しみ。
 今回も楽しめました。最後のハップはちょっとかっこよすぎるけど。
● ついにレナードが相当かっこよく、ハップが相当キュートに見えてきたのは、自分の妄想入りすぎかも……。でもレナードはまちがいなくかっこよかった。
● やっぱレナードはかっこいい! 最後はハップもかっこよかったけど。
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6位『チェイシング・リリー』マイクル・コナリー著/古沢嘉通、三角和代訳/早川書房28
★作品紹介★
 ナノテク研究者ピアスは間違い電話をきっかけに恐ろしい陰謀に巻き込まれた。最先端の研究開発にかける男を描いたコナリー異色の作品。
▼投票者のコメント▼
● シリーズ作品の重さを忘れさせるような軽やかさがよかった。
● ややもすれば暗すぎるボッシュ・シリーズより読みやすくて面白かった。
● コナリーを読むときはつい身構えてしまうのですが、この作品は軽く楽しめた。
● 実はまだ『シティ・オブ・ボーンズ』を読んでいないんです〜(涙)。1年前に買ったのに。でも、ノン・シリーズのこの作品も楽しめました(あの人が出てきたり、あの事件の話題になったり……)。
● 典型的な巻き込まれ型の主人公かと思っていたら……
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6位『昏き目の暗殺者』マーガレット・アトウッド著/鴻巣友季子訳/早川書房28
★作品紹介★
 転落事故死した妹。彼女が遺したSF小説の謎。半世紀たった今、姉アイリスが追想とともに語り始めた真実とは――。ブッカー賞、ハメット賞受賞作。
▼投票者のコメント▼
● 発想、構成、語り口のどれを取っても飢えを満たしてくれるような作品だった。飢えなど感じていなかったにもかかわらず。
● これをミステリに入れていいものかしら、と思いつつ、良かったので1票。
● 正直なところ、ミステリかと問われると、やや自信なし。そのわりに高順位だけど。過去と現在と作中作のからみぐあいがいい。
● メタフィクションを堪能させてくれた
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8位『スモールボーン氏は不在』マイケル・ギルバート著/浅羽莢子訳/Shogakukan mystery26
★作品紹介★
 ロンドンの老舗法律事務所の書類保管箱から死体が見つかった! 『捕虜収容所の死』の著者による、英国流ユーモアあふれる黄金期本格ミステリ。
▼投票者のコメント▼
● ストーリーのひねり具合、設定のばかさ加減がまさにわたしのつぼでした。
● 好きですね〜 こういう古き良き英国流ユーモア漂う作品。書類保管箱から死体が見つかるなんて設定も楽しいし、本格ミステリとしてもきっちりできていて堪能しました。実は途中で伏線も犯人もわかってしまったにもかかわらず、最後まで十二分に愉しめた稀有な作品。
● そうそう、ミステリっておもしろいんだよね! と読んでいて素直に嬉しくなった
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8位『半身』サラ・ウォーターズ著/中村有希訳/創元推理文庫26
★作品紹介★
19世紀の倫敦。裕福な家庭で育った令嬢が監獄で出会ったその女囚は霊媒だった。それぞれの「自由」を求めるふたりが心を通わせていく心理劇。
▼投票者のコメント▼
● 物語の雰囲気に魅せられて一息に読んでしまいました。同情をおぼえながら読んでいた登場人物の正体がラストでひっくり返るプロットの見事さ! 唸りました。
● 最後に「ああっ」といってしまいます。来年出る予定の次作も楽しみ。
● 買ってかえって、読む前に「おもしろいらしいよ」と宣伝したら、娘に持っていかれてしまい、つい最近ようやく返ってきました。ラストでありゃま、となったそうでございます。
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10位『サイレント・ゲーム』リチャード・ノース・パタースン著/後藤由季子訳/新潮社21
★作品紹介★
▼投票者のコメント▼
● 実は3年前に原書で読んだ。でも改めて感動しました。回想シーンがぐっと来る。
● パタースンの作品を読んでると人生の重さをひしひしと感じます。
● パタースン作品の中でも3本の指に入るほど好き。ようやっと翻訳で読めた。
● パタースンは外せません。『罪の段階』とどっちがいいかな。
● 今年一番のリーガルサスペンス。リチャード・ノース・パタースンははずれがないので、あの信じられない様な分厚さでも安心です。スリリングな展開で読ませることの多いリーガルサスペンスにあってパタースンは異色ではないでしょうか。一人一人の人物の造型が深く、その描写だけでも惹きつけられます。さらにサイドストーリーにもしっかり工夫がされてあり、ページ数は気になりません。 徹夜で一気に読んだのですが、読後、感動とあまりの切なさに興奮してすぐには 寝付けませんでした。
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10位『ストレンジ・シティ』ローラ・リップマン著/吉澤康子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫21
★作品紹介★
 毎年ポーの墓地に薔薇とコニャックを供える謎の人物。その人物の正体をつきとめて欲しいという男がテスのもとに現れる。シリーズ6作目。
▼投票者のコメント▼
● いつになくしっとりとした感じだった。テスが成長したせいか? シリーズで一番好きかも。
● 今のところシリーズ1好きな作品。これを読むとボルチモアに行きたくなるんですが……。
● 設定の強みを最大限に生かしていた
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【1位から10位】


11位から20位
12位『シティ・オブ・ボーンズ』マイクル・コナリー著/古沢嘉通訳/早川書房20
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12位『探偵術教えます』パーシヴァル・ワイルド著/巴妙子訳/晶文社ミステリ20
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14位『石の猿』ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子訳/文藝春秋19
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15位『No.1レディーズ探偵社、本日開業』アレグザンダー・マコール・スミス/小林浩子訳/ヴィレッジブックス18
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16位『魔女は夜ささやく(上・下)』ロバート・R・マキャモン著/二宮馨訳/文藝春秋17
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17位『地獄じゃどいつもタバコを喫う』ジョン・リドリー著/山田蘭訳/角川文庫16
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18位『悪鬼(トロール)の檻』モー・ヘイダー著/小林宏明訳/ハルキ文庫14
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18位『幻影』ビル・プロンジーニ著/木村二郎訳/講談社文庫14
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18位『HOOT ホー』カール・ハイアセン著/千葉茂樹訳/理論社14
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以下略
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