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スタイグ氏の描くキャラクターは、ニンゲンもブタもバケモノも、みんな正直な表情(ときにはとてもイヤな顔もします)をしています。正直なだけに、読んでいるこちらも感情移入がしやすくて、いつの間にか、彼らの表情を真似しながら読んでいたりします。 『おとなってじぶんでばっかりハンドルをにぎってる』は、氏の絵本のなかでも、みんながみんな、本当に勝手な表情をしています。大人になったり、子どもになったり、立場を変えながら、読んでいるわたしたちはとてもいそがしくなります。おとなの生態38態、みなさんはいくつあてはまりましたか? 『みにくいシュレック』で、鏡に囲まれた部屋に紛れ込んだシュレック。鏡に映ったのが、自分の姿だとわかったとたんに彼が発したことばは「こいつらは、ぜーんぶおれだ。」うれしさにぼーっとしているシュレックとともに、どういう表情をしたらいいか数秒まよいました。あっちから見ても、こっちから見ても大好きな自分。どんな顔でも自分が好きなんだからいいや、と、いい感じに力が抜けてきました。 感情移入して真似しているうちに、表情がゆたかになる本ばかりです! そうか、美容にもいいのですね。読後、彼らにだんだん似てきたりして。 この絵本を読むと、こんな顔になれます (三上美根子) |
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ウィリアム・スタイグ William Steig 1907年、ニューヨーク生まれ。60歳を機に子どもの本に力を注ぎ、3作目の絵本『ロバのシルベスターとまほうのこいし』で、1970年度のコルデット賞を受賞する。のちも数々の賞に輝き、現在も子どもたちに夢と希望を与え続けている。スタイグ作の絵本は、このはかに『ぶたのめいかしゅローランド』『ものいうほね』『歯いしゃのチュー先生』などが他社から出版されています。 |
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