スタイグの絵本

くっきりとしたアウトラインで表情豊かに

ウィリアム・スタイグ絵と文

きいろとピンク

おがわえつこ訳
24×20cm 32P 本体価格 1,262円

 自分たちは、どこからきてどこへいくのか。ギロンするきいろとピンクの木の人形。瞑想的なほっそりきいろと現実的なでぶのピンクのかけあいがおもしろい。

全国学校図書館協議会選定 日本図書館協会選定

きいろとピンク 表紙


【やまねこの感想】

1.ベス(No.13)

きいろとピンクの木の人形は、ある日突然、自分たちはどこからきたのか、なにものなのかと考えはじめます。どうしてこんな形をしているのか、なぜ色がついているのか、なぜふたりのかっこうが違うのか……。生命の不思議さをユニークに描いた作品。哲学的です。

2.くるり(No.18)

いいお天気のある日。きいろとピンクにぬられた木の人形が、古新聞のうえにならべられていた。ふたりは、自分たちがそこで何をしていたのか、そもそも、自分たちがどこから来たのかについてあれこれ考えをめぐらすが……。

ああ、おかしい! これはもう、スタイグお得意のナンセンス、はちゃめちゃ、でも実はおくふかーい意味のあるお話。きいろとピンクの会話は、さしずめ漫才のボケとツッコミです。オチも最高。このばかばかしさ(奥深さ)、大好きです。傑作。

3.BUN(No.6)

読みましたよ〜。これ、なかなか哲学的(?)な絵本じゃないですか? スタイグが、子どもをあんまり意識しないで自分の楽しみのために、書きたいことを書いたんじゃないか、という気さえします。

なんともおかしいけれど、奥深くて、ちょっぴり毒があって。このぴりっとした感じがスタイグの風味なのかなあ。けっこう好きです。

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Last Modified: 2001/5/25
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