スタイグの絵本

くっきりとしたアウトラインで表情豊かに

ウィリアム・スタイグ絵と文

おとなってじぶんでばっかりハンドルをにぎってる

木坂 涼訳
21×26cm 48P 本体価格 1,500円

 おとなたちのすることって、奇妙なことや、迷惑なことばかり…。91歳の少年、スタイグが観察した皮肉たっぷりのおとなの生態38態。

おとなってじぶんでばっかりハンドルをにぎってる 表紙


【やまねこの感想】

1.くるり(No.18)

どこかでどなたかがお話に出していたような気もするのですが、先日子どもの本の店に行ったときに見て、おやゆびさんとどっちを買おうかすごーく悩んでしまった1冊をご紹介します。傑作怪作名作(?)。とにかく、「おとなって……だよね」という例を次から次へとあげまくる。心では共感してわははと笑っいつつも、行動は「おとな」のわたしにはちょっと耳が痛い? 絵もユーモラスだしポップだし、本当に楽しい本でした。

2.わんちゅく(No.65)

読みました! 絵のタッチと文章の毒かげんがピッタリあっていると思いました。雰囲気としては五味太郎さんの『大人問題』(でしたっけ?)を絵本にしたような感じですね。

正直に言うとこういう概念は一冊目はおもしろいけれど二冊目以降はちょっとしつこい感じがします。やっぱり自分が子育てに苦労している大人だから、こういう意見には耳を貸したくないのかなあ。素直な心が失われているのかしら。

3.こべに(No.41)

 『おとなって……』を読んで私がまず思ったのは、「ふっふっふっ、そんな文句ばっかりぶーたれてるけど、君たちだってあっと言う間に『おとな』になっちゃうのさ」ということでした。 だって自分を振り返ると、 ほんとうにそうなんだもん(^_^)。 なんだか、これ、私にとっては、何度読んでも「じわわわあ〜っ」といたずら笑いがこみ上げてきちゃう絵本です。「今に見ておれ。君の好き放題のその文句、そのままそっくり君のところへ返ってくるんだから」って言いたくなっちゃう……。

 「子どもへのおかえしバージョン」で、おとなから子どもへの文句絵本もあったらおもしろいのになあ……(^o^)。

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Last Modified: 2001/5/25
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