ほるぷ出版 翻訳児童書新刊情報

2008年9月・10月刊行

パパがやいたアップルパイ:表紙 3びきのゆきぐま:表紙
パパがやいたアップルパイ

ローレン・トンプソン 文
ジョナサン・ビーン 絵
谷川俊太郎 訳

ISBN 978-4-593-50500-5
定価:本体1500円+税
3びきのゆきぐま

ジャン・ブレット 作
松井るり子 訳

ISBN 978-4-593-50501-2
定価:本体1300円+税
最初の見開きページは、いいにおいが本のむこうからただよってきそう。あつあつのアップルパイが描かれています。このアップルパイが主人公。

パパがやいたアップルパイはどうやってできたのか。赤くておいしいりんごは、まず木になりますね。木は根がささえています。りんごに関わるものが増えるたびに、言葉もつみあげられ、最後は……。

クリーム色の紙に、赤、茶色、黒のシンプルな3色で、おおらかに描かれた絵。リズミカルな言葉も読んでいて気持ちがいい。「おしまい」にいたるまでの幸福感をぜひ味わってください。
ジャン・ブレットの『ぼうし』を読んだことがおありなら、この絵本での楽しみ方がすぐわかるでしょう。
この作者は、見開きに、いくつかのシーンを配置して、できごとを重層的に見せてくれるのです。

3びきのゆきぐまは、イグルーで暮らしています。ある日、できあがったばかりのスープをさます間、3びきは散歩に出かけました。そこへ、魚つりをしていたら犬が氷で流されてしまったアラーキがやってきました。犬を探していたのですが、すてきなイグルーをみつけ、それにスープのいいにおいもします。中に入ってみると、誰もいません……。

ゆきぐま家族の「さんびきのくま」のお話。3びきとも、すてきな衣装です。ジャン・ブレットの絵は細密画のようで、うっとりするほど美しい。リアルでかわいらしいゆきぐまと、少女アラーキーの顛末はいかに。どうぞゆっくり読んでください。
ローレン・トンプソン Lauren Thompson
1962年生まれ。著書に、Mouses's Books シリーズ、「リトル・クワック」シリーズ(ジュネオンエンタテイメント)。『しろくまくんのながいよる』(ソニー・マガジンズ)などがあります。現在は、夫のロバートと、息子のオーウェンとニューヨークのブルックリンに住んでいます。

ジョナサン・ビーン Jonathan Bean
ニューヨーク・ヴィジュアルアートスクールを卒業し、現在はニューヨークに住んでいます。この本のイラストは、バージニア・リー・バートンやワンダ・ガアグ、そして彼が育った田舎にあるちいさな果樹園に影響をうけています。その果樹園にはもちろん、りんごもありました。この本が、彼の絵本デビュー作です。また、はじめて絵と文を手がけた絵本、"At Night"(2009年ほるぷ出版刊行予定)では、ボストングローブ・ホーンブック賞、シャーロット・ゾロトウ賞オナーなど、たくさんの賞を受賞しています。

谷川俊太郎 たにかわしゅんたろう
1931年生まれ。詩人。1952年に『二十億光年の孤独』を発表してから、たくさんの詩集を刊行しています。主な詩集に、『みみをすます』『魂のいちばんおいしいところ』など。また絵本の翻訳、創作、エッセイなど幅広く活躍しています。絵本の翻訳に『マザー・グースのうた』(草思社)、『おじいちゃん』『ねんころりん』『ちいさな1』(以上、ほるぷ出版)他、多数。
ジャン・ブレット Jan Brett
1949年米国生まれ。マサチューセッツ州在住。ジャン・ブレットは夫とともに、イヌイットの人々に会いにカナダ北部のヌナブト地方の首都、イカルイトを訪れ、イグルーを見るため、犬ぞりでフロビッシャー湾も横断したそうです。邦訳絵本は『ぼうし』(ほるぷ出版)。

松井るり子 まついるりこ
出版社勤務を経て、執筆、絵本の翻訳を手がけるようになる。著書に『可愛がられるために来た〜子どもと暮らせば大人が育つ』(学陽書房)、『絵本でほどいてゆく不思議』(平凡社)など。訳書に『うまやのクリスマス』(童話館出版)、『うさぎのおうち』(産経児童出版文化賞受賞、ほるぷ出版)、『ぼうし』(ほるぷ出版)など。

●既刊絵本●
『ぼうし』

 

2001年の新刊紹介
2002年の新刊紹介
2003年の新刊紹介
2004年の新刊紹介

 

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Last Modified: 2008/10/28
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