あすなろ書房 新刊情報

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2005年9月刊行

魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園:表紙 魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園
C.V.オールズバーグ絵と文
村上春樹訳

原題"The Garden of Abdul Gasazi"

魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園

【内容紹介】 『急行「北極号」』で大人気のオールズバーグの記念すべきデビュー作です。
いたずらな犬を追って少年が迷い込んだのは、引退した魔術師ガサツィ氏のふしぎな庭園でした。
「ぜったいに、なにがあっても、犬を庭園の中にいれてあいけません」と書かれたその庭で、少年が体験した奇妙なできごととは……? 
この迫力あふれる絵と、はりつめた緊張感! 
大人も子どもも魅了するオールズバーグの幻想的な世界は高く評価され、デビュー作にして、コルデコット賞銀賞を受賞しました。

【文/クリス・ヴァン・オールズバーグ】 1949年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ミシガン大学、ロードアイランドデザイン学校で彫刻を学ぶ。彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。絵本作品に、1986年度コルデコット賞受賞作『急行「北極号」』、『2ひきのいけないアリ』(共にあすなろ書房)、『ジュマンジ』(ほるぷ出版)、『西風号の遭難』(河出書房新社)など多数。本書で、1980年度コルデコット賞銀賞、ニューヨークタイムズ最優秀絵本賞を受賞。

クリス・ヴァン・オールズバーグ作品リスト(やまねこ翻訳クラブ作成)

【訳/村上春樹】  1949年、京都府生まれ。早稲田大学文学部卒業。著書に『ノルウェイの森』(講談社)、『海辺のカフカ』(新潮社)、訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)、『西風号の遭難』にはじまるオールズバーグ作品など多数。


2005年7月刊行

しあわせのちいさなたまご:表紙 しあわせのちいさなたまご
ルース・クラウス文
クロケット・ジョンソン絵
覚和歌子訳

原題"The happy egg"

しあわせのちいさなたまご

【内容紹介】 うまれたばかりの小さなたまごが主人公の、楽しく心なごむ絵本です。
たまごは歩くことも、うたうことも、飛ぶこともできません。
できることといったら、あたためてもらうことだけなのですが、
いざ、外の世界に出てみると……? 
のどかなおかしさの中に、明るい未来がつまっていて、シアワセな気持ちになれる1冊です。

【文/ルース・クラウス】 アメリカ、ボルティモア生まれ。ピーボディ美術学院で絵画と音楽を学んだ後、ニューヨークのパーソンスクール応用美術科を卒業。1941年、クロケット・ジョンソンと結婚。邦訳された作品に『はなをくんくん』(福音館書店、1950年コルデコット賞オナーブック)、『ぼくのにんじん』(ペンギン社)などがある。

【絵/クロケット・ジョンソン】 ニューヨーク生まれ。ニューヨーク大学で美術を学んだ後、百貨店の宣伝部に勤めたり、雑誌のアート・ディレクター、デザイナー、漫画家、画家として活躍。新聞に連載された漫画「バーナビー」は世界的に有名。邦訳された作品に『はろるどとむらさきのくれよん』(文化出版局)、『かしこいちいさなさかな』(福音館書店)などがある。

【訳/覚和歌子(かく わかこ)】  山梨県生まれ。詩作朗読家。早稲田大学第一文学部卒業。大学卒業と同時に作詞家デビュー。SMAP、小泉今日子、沢田健二、クミク等に作品を提供。映画『千と千尋の神隠し』主題歌「いつも何度でも」作詞で2001年レコード大賞金賞受賞。著書に『ゼロになるからだ』、翻訳絵本に『ねんどぼうや』(共に徳間書店)がある。


フェリックスと異界の伝説2 世にも危険なパズル:表紙 フェリックスと異界の伝説2 世にも危険なパズル
エリザベス・ケイ作
片岡しのぶ訳
佐竹美保絵

原題"Felix in Magical Wonderland:Back to The Divide"

フェリックスと異界の伝説2 世にも危険なパズル

【内容紹介】 はらはらドキドキの異界冒険ファンタジー、待望の第2部です。
あの、ふしぎな旅から1年。石にされた両親を救うため、フェリックスがふたたび〈異界〉へとやってくると、この1年のあいだに、異界では印刷技術がひろまり、新たな独裁者も出現……すっかりさまがわりしていました。
はじめは人間界の石化をとめることだけを考えていたフェリックスでしたが、ベトニーやアイアンクローたちと再会し、異界の危機を救うためにも活躍します。
スピーディで意外性あふれるストーリー展開は、ますます好調! 
読書の楽しみが満喫できる1冊です。

【作/エリザベス・ケイ】 1949年、イギリス・サリー州で、ポーランド人の父とイギリス人の母との間に生まれる。ノッティンガム・トレント大学で美術を学ぶ。2人の娘を育てた後、ラジオ番組のシナリオを書く仕事のかたわら、詩・短編を書きはじめ、いくつかの賞を受賞する。本シリーズははじめての長編作品。2004年、イギリスとアメリカで出版され、ベストセラーとなる。

【訳/片岡しのぶ】  和歌山生まれの岩手育ち。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳工房パディントン&コンパニイを夫と共同主宰。主な訳書にポール・フライシュマン『種をまく人』、リンダ・スー・パーク『モギ:ちいさな焼きもの師』、ヴァレンタイン・デイヴィス『34丁目の奇跡』(ともにあすなろ書房)など。


2005年6月刊行

たのしいなつ:表紙 たのしいなつ
ロイス・レンスキー作
さくまゆみこ訳

原題"On a summer day"

たのしいなつ

【内容紹介】 昨年の秋から、季節にあわせて刊行してまいりました「ロイス・レンスキーの四季のえほん」、4冊めとなる夏編『たのしいなつ』が、できあがりました。
真夏の太陽の下での水遊びや緑の森の探検ごっこ、木陰のお昼寝……などなど、夏ならではの楽しみがたっぷりつまった1冊です。

【作/ロイス・レンスキー】 1893年、アメリカ・オハイオ州に生まれる。オハイオ州立大学教育学部を卒業後、ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグ校、ロンドンのウエストミンスター校で美術を学ぶ。主な絵本にスモールさんを主人公にした『ちいさいしょうぼうじどうしゃ』『ちいさいじどうしゃ』(福音館書店)、読み物にニューベリー賞受賞作『いちごつみの少女』(講談社)がある。

【訳/さくま ゆみこ】  東京生まれ。出版社勤務を経て現在はフリーの翻訳家ならびに玉川大学英米文学科講師。著書に『子どもを本好きにする50の方法』(柏書房)など。主な訳書にシュルヴィッツ『ゆき』F、E.B.ホワイト『シャーロットのおくりもの』(共にあすなろ書房)、マーシャル&センダック『おいしそうなバレエ』(徳間書店)などがある。

おじいちゃんがおばけになったわけ:表紙 おじいちゃんがおばけになったわけ
キム・フォップス・オーカソン作
エヴァ・エリクソン絵
菱木晃子訳

原題"Sa blev Farfar et spogelse"

おじいちゃんがおばけになったわけ

【内容紹介】 「死」と「別れのあいさつ」を、あったかく描いたデンマークの傑作絵本です。
突然亡くなったおじいちゃんは、土にも天使にもならずに、なんと、おばけになっちゃった! 
困って、孫のエリックといっしょに調べてみると、人は、この世に忘れものがあると、おばけになるらしいということが判明しますが、あいにくおじいちゃんには、ぜんぜん心あたりがありません。そこで、忘れものとは何だったのか、夜な夜なふたりで捜してみると……。
ちょっととぼけた味わいで、ユーモアたっぷりの楽しい作品ですが、忘れものが何だったのかわかったとき、笑いはあざやかに感動に変わります。身近な人を失った経験のある方には、とくに、胸にずしんと響くことと思います。

【作/キム・フォップス・オーカソン】 1958年デンマークに生まれる。子どもに関わる様々な職業を経験したのち、作家、漫画家、イラストレーターとして注目される。デンマークでは現在、映画の脚本家としても活躍中。本書は日本語以外にも8カ国語に翻訳され、各国で好評を博している。

【絵/エヴァ・エリクソン】 1949年スウェーデンに生まれる。日本でも人気のイラストレーター、絵本作家。『パパが宇宙をみせてくれた』『みどりの谷のネズミしょうぼうたい』『パパはジョニーっていうんだ』(以上BL出版)(、『ちいさないえがありました』(小峰書店)などが紹介されている。

【訳/菱木晃子(ひしき あきらこ)】  1960年東京に生まれる。慶應義塾大学卒業。現在、北欧を中心に児童書の翻訳を多数手がける。主な訳書に、上記エリクソン作品の他、『みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん』(福音館書店)、『地獄の悪魔アスモデウス』(あすなろ書房)など。

エンピツは魔法の杖:表紙 エンピツは魔法の杖
サム・スウォープ著
金利光訳

原題"I am a pencil"

エンピツは魔法の杖

【内容紹介】 ニューヨーク・クイーンズの公立小学校で、さまざまな人種、さまざまな事情を抱えた子どもたちに、クリエイティブ・ライティング〈詩や物語の書き方〉を教えた作家の3年間の記録です。
子どもの想像力をひきだし、その子だけの物語をつづる手助けをするために、スウォープ先生は、ユニークな授業を展開します。
〈書くタネ〉を提供し、〈コラボレーション〉して、子どもの内から湧きあがる物語の断片を整理して文章化させたり、作文と美術を融合させた独創的な授業にも挑戦! 
すべてが未知なる経験の中で、ときに壁にぶつかりながらも、一心に授業案を練り、子供たちの話に耳を傾けるスウォープ先生……その真摯な姿勢が胸を打ちます。
作家が書くことを教える〈物語の書き方〉というだけではなく、教育とは本来どうあるべきなのか、あらためて考えさせられる1冊です。

【作/サム・スウォープ】 ペンシルベニア州ゲティスバーグに生まれ、バーモント州のミドルベリー大学を経てオックスフォード大学で英文学を学ぶ。著書に『The Araboolies of Liberty Street』『The Krazees』『Gotta Go! Gotta Go!』『Jack and the Seven Deadly Giants』など。ニューヨーク・パブリック・ライブラリーが主催する高校の英語教師のためのセミナー責任者も務める。ニューヨーク在住。

【訳/金利光(キム・イグァン)】  1945年広島生まれ。京都大学英文科卒。翻訳工房パディントン&コンパニイ共同主宰。共著書に『英日翻訳トレーニング・マニュアル』(バベル・プレス)。訳書に『韓国人』(河出書房新社)、『森の記憶』(工作社)、『ウェルチ』(PHP研究所)、『アルカイーダと西欧』(阪急コミュニケーションズ)など。


2005年5月刊行

写真が語る第一次世界大戦:表紙 写真が語る第二次世界大戦:表紙
「知」のビジュアル百科 
16 写真が語る第一次世界大戦

サイモン・アダムズ著
猪口邦子 日本語版監修

原題"Eyewitness World War I"
「知」のビジュアル百科 
17 写真が語る第二次世界大戦

サイモン・アダムズ著
猪口邦子 日本語版監修

原題"Eyewitness World War II"


「知」のビジュアル百科 16 写真が語る第一次世界大戦

「知」のビジュアル百科 17 写真が語る第二次世界大戦


【内容紹介】 大好評の百科図鑑シリーズ、第16巻「写真が語る第一次世界大戦」と
第17巻「写真が語る第二次世界大戦」です。
戦場の様子や兵士の生活ぶり、そして当時の市民の暮らしぶりなど、
写真だからこそストレートに伝わってくる戦争の実態。
現代史の要所を知る上で、たいへん役立つ2冊だと思います。

【日本語版監修/猪口邦子】 1952年千葉県生まれ。上智大学卒業後、1982年米国エール大学政治学博士号(Ph.D.)取得。ハーバード大学国際問題研究所客員研究員、行政改革会議委員などを歴任し、2002年4月から2004年4月までジュネーブ軍縮会議代表部特命全権大使。著書に『戦争と平和』(東京大学出版会・吉野作造賞)、『政治学のすすめ』、『ポスト覇権システムと日本の選択』(筑摩書房)、『戦略的平和思考』(NTT出版 2004年)などがある。J.M.ウィンター著『第一次世界大戦』(平凡社)、ジョン・キーガン編『第二次世界大戦人名事典』(原書房)などの訳を監修。

ぼくとくまさん:表紙 ぼくとくまさん
ユリ・シュルヴィッツ作
さくまゆみこ訳

原題"The Moon in My Room"

ぼくとくまさん

【内容紹介】 シュルヴィッツのデビュー作、待望の初邦訳です。
小さな部屋からひろがる大きな世界! 
男の子の世界が、とってもよく表現されていて、何度でも読み返したくなります。
幸せを感じさせる結末も「おやすみなさい」という言葉でしめくくられていrので、
お休み前の読み聞かせにもぴったり。いい夢がみられそうな1冊です。

【作/ユリ・シュルヴィッツ】 1935年、ポーランドのワルシャワに生まれる。4歳で第2次世界大戦をむかえワルシャワを離れ、パリ、イスラエルに渡った後、1959年、アメリカに渡る。現在、ニューヨーク在住。主な作品に『よあけ』(福音館書店)、『ゆき』(あすなろ書房・コルデコット賞銀賞・日本絵本賞翻訳絵本賞受賞)、『空とぶ船と世界一のばか』(岩波書店・コルデコット賞金賞受賞)、『あるげつようびのあさ』(徳間書店)などがある。

【訳/さくま ゆみこ】  1947年、東京に生まれる。東京都立大学仏文科卒業。出版社勤務を経て、現在はフリーの翻訳家ならびに玉川大学国際言語文化学科講師。著書に『子どもを本好きにする50の方法』(柏書房)など。主な訳書にシュルヴィッツ『ゆき』、E.B.ホワイト『シャーロットのおくりもの』(共にあすなろ書房)、マーシャル&センダック『おいしそうなバレエ』(徳間書店)などがある。


2004年4月刊行

絵本アンネ・フランク:表紙 絵本アンネ・フランク

ジョゼフィーン・プール文
アンジェラ・バレット絵
片岡しのぶ訳

原題"Anne Frank"

絵本アンネ・フランク

【内容紹介】 ジョゼフィーン・プール&アンジェラ・バレットのコンビによる伝記絵本、『絵本ジャンヌ・ダルク伝』に続く第2弾! 
初めて出版されたときから、半世紀という歳月が流れても、今なお世界中で読みつがれている「アンネの日記」。この日記を書いた少女アンネは、どこの学校にでもいるようなふつうの女の子でした。日記を心のよりどころにしながら、きびしい時代を懸命に生きたアンネの生涯をアンジェラ・バレットの美しい絵とともにたどります。
すでに、さまざまな形で紹介されてきたアンネ・フランクですが、アンネの気持ちが、これほどまで伝わってくるものはあまりなかったと思います。これも、ひとつの「絵本の力」でしょう。
アンネの生涯とは、ホロコーストとは、どういうものだったのか。知識として頭で知ることばかりでなく、心で感じる、心で知ることができる1冊。
アンネについて、よく知らない人はもちろんのこと、よく知っている人にも、ぜひ、お手にとっていただきたい絵本です。

【作/ジョゼフィーン・プール】 1933年、ロンドンに生まれる。BBCラジオ放送勤務の後、1961年に最初の作品 A Dream in the House を発表。その後、ティーンエイジャー向けの作品、テレビドラマの脚本などを手がけ、高い評価を受ける。邦訳された著書に、アンジェラ・バレットとのコンビによる伝記絵本『絵本 ジャンヌ・ダルク伝』(あすなろ書房)がある。

【絵/アンジェラ・バレット】 1955年、イギリス・エセックス州に生まれる。王立美術大学など3つの大学でイラストレーションを学ぶ。在学中からイラストの仕事をはじめ、高い評価を得る。主な作品にスーザン・ヒル『キッチンの窓から』(西村書店)、『氷の宮殿』(BL出版)、『絵本 ジャンヌ・ダルク伝』(あすなろ書房)など。

【訳/片岡しのぶ】  和歌山生まれの岩手育ち。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳工房パディントン&コンパニイを夫と共同主宰。主な訳書にポール・フライシュマン『種をまく人』、リンダ・スー・パーク『モギ:ちいさな焼きもの師』、ヴァレンタイン・デイヴィス『34丁目の奇跡』(ともにあすなろ書房)など。

せなかにのって:表紙 せなかにのって

谷内こうた作


せなかにのって

【内容紹介】 夜が朝に変わるとき、世界が目をさますまであともう少しという時間、
少年のもとに青い怪獣がやってきました。
少年は、大きな怪獣の背中に乗せてもらって、ひそやかな朝の散歩を楽しみます。そこに、ひとり、またひとりと仲間が加わり、みんなで向かったその先には……?
さわやかな朝の空気が伝わってくる美しい絵本です。
フランス在住の絵本作家、谷内こうたの幻想的な世界をどうぞお楽しみください。

【作/谷内こうた】 1947年、神奈川県川崎市に生まれる。1969年、初めての絵本『おじいさんのばいおりん』を出版。『なつのあさ』で1971年ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『のらいぬ』で1979年ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞、『にちようび』(以上、至光社)で1998年スイス・エスパースアンファン賞を受賞。ほかの作品に、絵本『どんなみち』(至光社)、『あおいねこ』(講談社)、画集に『緑と風の丘』(講談社)、『ノルマンディー便り』(求龍堂)など。
現在、フランスのルーアン市郊外在住、風景画を描く。

くんくまくんとバケツおに:表紙 《こぐまのちいさなおはなし3》
くんくまくんとバケツおに


いまむらあしこ作
きくちきょうこ絵


くんくまくんとバケツおに

【内容紹介】 幼いこぐまの兄妹「くんくまくん」と「きゅんまちゃん」の日常を描いた短編集《こぐまのちいさなおはなし》の第3弾です。
今回も、小さなお話3編を収録しています。
川で小石拾いに夢中になるきゅんまちゃんをユーモラスに描いた「たからもの」。くんくまくんが、バケツを使ってユニークな遊びを編み出す表題作「バケツオニ」。家族総出の大掃除が、ふたりの探検の旅に早変わりする「おおそうじ」。
どれも、生き生きとした子どもならではの感覚が光る、心あたたまる物語です。1編がほどよいボリュームなので、おやすみ前の読み語りにもぴったりだと思います。

【文/今村葦子(いまむらあしこ)】 熊本県生まれ。絵本、幼年童話から長編ファンタジーまで多彩な作品を手掛け、幅広い読者に読まれている。『ふたつの家のちえ子』(評論社)で坪田譲治文学賞、芸術選奨文部大臣新人賞、同作品および、『良夫とかな子』『あほうどり』(評論社)で路傍の石幼少年文学賞を、『ぶな森のキッキ』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『かがりちゃん』(講談社)で野間児童文芸賞を受賞。他に「こぎつねキッペ」シリーズ(ポプラ社)、「こもり森」シリーズ(ほるぷ出版)、『空をとんだQねずみ』(あかね書房)、『トゲトゲぼうや』(金の星社)など多数。

【絵/菊池恭子(きくちきょうこ)】 のびやかな線で描かれる子どもや動物たちのイラストが親しみやすく、数多くの本の挿画を手掛ける。今村氏とのコンビに、『まつぼっくり公園のふるいブランコ』(理論社)、『きかんぼ』『なきむし』(文研出版)がある。他に『チャールズのおはなし』『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』(福音館書店)、『七海と大地のちいさなはたけ』シリーズ(ポプラ社)など多数。


2005年3月刊行

はるがきた:表紙 はるがきた

ロイス・レンスキー昨
さくま ゆみこ訳

原題"Spring is here"

はるがきた



【内容紹介】 季節の楽しみがたっぷりつまった「ロイス・レンスキーの四季のえほん」、大好評の「いまはあき」「ふゆがすき」に続く第3弾! 春編の登場です。
季節の移り変わりによって、もたらされるものっていろいろありますが、春はとりわけ、大きな喜びを連れてきてくれるように思います。
日差しが明るくなり、木は芽吹き、花が咲き……こころ浮き立つ春の息吹をどうぞ満喫してください。
なお「ロイス・レンスキーの四季のえほん」完結編となる「たのしいなつ」は5月刊行の予定です。どうぞお楽しみに!

【作/ロイス・レンスキー】 1893年、アメリカ・オハイオ州に生まれる。オハイオ州立大学教育学部を卒業後、ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグ校、ロンドンのウエストミンスター校で美術を学ぶ。主な絵本にスモールさんを主人公にした『ちいさいしょうぼうじどうしゃ』『ちいさいじどうしゃ』(福音館書店)、読み物にニューベリー賞受賞作『いちごつみの少女』(講談社)がある。

【訳/さくま ゆみこ】  東京生まれ。出版社勤務を経て現在はフリーの翻訳家ならびに玉川大学英米文学科講師。著書に『子どもを本好きにする50の方法』(柏書房)など。主な訳書にシュルヴィッツ『ゆき』、E.B.ホワイト『シャーロットのおくりもの』(共にあすなろ書房)、マーシャル&センダック『おいしそうなバレエ』(徳間書店)などがある。

フェリックスと異界の伝説1 羽根に宿る力:表紙 フェリックスと異界の伝説1
 羽根に宿る力


エリザベス・ケイ作
片岡しのぶ訳
佐竹美保絵

原題"Felix in Magical Wonderland: The Divide"

フェリックスと異界の伝説1 羽根に宿る力

【内容紹介】 またまた、おもしろい冒険ファンタジーシリーズができました! 
壮大な3部作の入口となる本書は、主人公フェリックス少年が、分水界を越え、ふしぎな世界〈異界〉へと迷いこむところからはじまります。
なにやらミステリアスな雰囲気……なのですが、渡った先の〈異界〉は、とってもユニーク! ここに暮らすのは、妖精やユニコーンなど、伝説の生物たち。なんと彼らは、人間のほうこそ「伝説の生物」と思っており、「科学」は「一種の魔法」と、のどかに信じているのです。
こんな不思議な世界にとまどいながら、フェリックスは自分の病気を治す薬を手に入れようとするのですが、そこに思わぬ悪の手が……。
予測のつかないストーリー展開に、はらはらドキドキの連続! 400ページ近いボリュームをまったく感じさせません。
〈異界〉の住人たちは、妖精のベトニーやグリフィンのアイアンクローをはじめ個性派ぞろいで、人間ではありませんが、人間味あふれる人情のあつい人ばかり。自己中心的だったフェリックスが、彼らとの交流を通じて変わっていく様子、友情が育まれていく様子は、とっても感動的! そんなフェリックスの成長のみならず、文明に対する批判もさりげなく織り込まれた味わい深い物語です。
なお、なぜ〈異界〉では英語が使われているのか、その謎も明かされる第2部 "Back to the Divide" は、今夏出版の予定です。どうぞご期待ください。

【作/エリザベス・ケイ】 1949年、イギリス・サリー州で、ポーランド人の父とイギリス人の母との間に生まれる。ノッティンガム・トレント大学で美術を学ぶ。2人の娘を育てた後、ラジオ番組のシナリオを書く仕事のかたわら、詩・短編を書きはじめ、いくつかの賞を受賞する。本書ははじめての長編作品。2004年、イギリスとアメリカで出版され、ベストセラーとなる。

【訳/片岡しのぶ】  和歌山生まれの岩手育ち。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳工房パディントン&コンパニイを夫と共同主宰。主な訳書にポール・フライシュマン『種をまく人』、リンダ・スー・パーク『モギ:ちいさな焼きもの師』、ヴァレンタイン・デイヴィス『34丁目の奇跡』(ともにあすなろ書房)など。


2005年2月刊行

海時計職人ジョン・ハリソン:表紙 海時計職人ジョン・ハリソン──船旅を変えたひとりの男の物語
ルイーズ・ボーデン文
エリック・ブレグバッド絵
片岡しのぶ訳

原題"Sea Clocks: The Story of Longitude"

海時計職人ジョン・ハリソン──船旅を変えたひとりの男の物語

【内容紹介】 18世紀、世界ではじめて船旅用の時計を発明した、ひとりの天才職人の物語です。
あまり知られていないことですが、実は、人は船で旅するようになってから何百年ものあいだ、海上で現在地を知るすべをもたないまま、航海にでていました。緯度、つまり「赤道から北または南に、どのくらい離れているか」は、古くから正午の太陽の位置や、夜空の北極星の位置から知ることができましたが、航行中の経度を知る方法は当時みつかっておらず、驚くべきことに、大海原を旅した探検家コロンブスやマゼランも、船の現在地を確認する方法を知らずに、あの歴史的偉業をなしとげていたのです。
海の上で、今いる地点の経度を知るためには、どうすればよいか? 
本書は、その答えを「揺れに強く、精度の高い時計」に求め、難問をみごとに解いた田舎大工ジョン・ハリソンの生涯をたどります。自由な発想とたしかな技術をもち、嫌がらせまがいの無理難題や、権威主義にも屈することなく、努力をつづけた信念、ジョン・ハリソン。その静かな情熱が伝わってくる1冊です。

【文/ルイーズ・ボーデン】 1949年、アメリカ・オハイオ州生まれ。The Little Sips: The Heroic Rescue at Dunkirk in World War II、Fly High: The Story of Bessie Clolemanなどのノンフィクション絵本のほか、16点の絵本作品がある。

【絵/エリック・ブレグバッド】 1923年、デンマーク生まれ。コペンハーゲンの美術工芸学校に学ぶ。第二次大戦後、パリに移り、「ELLE」をはじめとする多くの雑誌の仕事にかかわる。その後ニューヨークに渡り、子どもの本のイラストを描きはじめ、以来、100点を超える作品を手がける。主な作品に『ふゆのくまさん』(アリス館)、アンデルセンの絵本シリーズ『火うちばこ』(小学館)などがある。

【訳/片岡しのぶ】  和歌山生まれの岩手育ち。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳工房パディントン&コンパニイを夫と共同主宰。主な訳書にポール・フライシュマン『種をまく人』、リンダ・スー・パーク『モギ:ちいさな焼きもの師』、ファレンタイン・デイヴィス『34丁目の奇跡』(ともにあすなろ書房)など。


2005年1月刊行

あっ おちてくる ふってくる:表紙 あっ おちてくる ふってくる
ジーン・ジオン ぶん
マーガレット・ブロイ・グレアム え
まさきるりこ やく

原題"All Falling Down"

あっ おちてくる ふってくる

【内容紹介】 『どろんこハリー』の名コンビ、ジオン&グレアムの記念すべきデビュー作、待望の初邦訳です!
花びら、雪、りんご……「おちてくるもの」って、いろいろありますね。
花が散るのも、雪が降るにも、あたりまえのことのようですが、
素直な子どもの視線であらためて眺めてみると、実はとってもすてきなこと! 
ジオン&グレアムは、そんな一瞬一瞬のドラマをみごとにとらえ、詩情ゆたかに描きだしました。
素朴なあたたかさに満ちた美しい絵本、1952年度コールデコット賞オナー作品です。
子どもも大人も、読む人それぞれの感覚で楽しめる作品だと思います。

【文/ジーン・ジオン】 1913年、アメリカ、ニューヨークに生まれる。ニュー・ヨークのプラット・インスティテュート卒業後、エスクワイアー出版社で広告デザインの仕事をし、その後、CBS、コンド=ナスト出版社に勤める。1940年から亡くなる1975年までは、フリーライター・デザイナーとして活躍した。代表作に、妻グレアムとの共作で『どろんこハリー』(福音館書店)や、『はちうえはぼくにまかせて』(ペンギン社)、『ジェフィのパーティー』(新風社)などがある。

【絵/マーガレット・ブロイ・グレアム】 1920年、カナダ、トロントに生まれる。トロント大学卒業後、ニューヨーク大学とニュー・スクール・ソシアル・リサーチで学ぶ。1948年、ジオンと結婚。1952年、ジオンにとってデビュー作となる本書で、コールデコット・オナー賞を受賞。ジオンとの共作のほかに、『ベンジーのふねのたび』(福音館書店)などがある。

【訳/まさきるりこ】  1937年、長崎市に生まれる。慶応技術大学図書館学科卒業後、ボストンのシモンズ・カレッジの大学院で図書館学を学び、その後、ニューヨーク公共図書館児童室に勤務。帰国後、アメリカンスクールの図書館に勤務し、1968年、神戸市で家庭文庫「鴨の子文庫」を開く。財団法人東京子ども図書館理事。役所に、ブリマー『すえっこおおかみ』(小社刊)、エッツ『もりのなか』(福音館書店)、マリノ「くんちゃん」シリーズ(ペンギン社)など、多数。神戸市在住。

衣服の歴史図鑑:表紙 「知」のビジュアル百科 14 
衣服の歴史図鑑

L・ローランド・ワーン著
川成洋 日本語版監修

原題"Eyewitness Costume"

「知」のビジュアル百科 14 衣服の歴史図鑑

【内容紹介】 大好評の百科図鑑シリーズ、第14巻は「衣服の歴史図鑑」です。
自然の素材をそのまま活用していた時代から、大量生産が可能になった現代まで、その数千年にわたる服飾の歴史をわかりやすくまとめました。
衣服から、世界の文化、思想が見えてくる! 
モードの歴史が楽しく学べるユニークなファッション文化入門です。

【日本語版監修/川成洋】 1942年、札幌に生まれる。北海道大学文学部卒業。東京都立大学大学院修了。ロンドン大学客員研究員、ケンブリッジ大学客員研究員、マドリード大学客員研究員。現在、法政大学教授、社会学博士(一橋大学)。スペイン現代史、現代イギリス文学。主要著書に『スペイン戦争 青春の墓標』(東洋書林)、『スペイン内戦 政治と人間の未完のドラマ』(講談社学術文庫)、『幻のオリンピック』(筑摩書房)、『世界の古書店』(丸善)、『イギリスに学ぶ』(南雲堂フェニックス)など、著・訳書は150冊を超える。趣味に合気道(5段)、杖道(3段)。



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Last Modified: 2005/3/11

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