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子どもの本だより 特別号 1999.7.14

すいか

夏休みにたのしい本を

 この夏ゆっくり時間をかけて、本を読む楽しさを味わってみませんか? 本の中では、行ったことのない遠い国に出かけたり、とっても愉快な仲間に出会えたり、不思議な経験をしたりすることができます。字を読める子どもたちも、読んでもらえば面白さは倍増します。
 是非、親子で読書の楽しみを!!


えほん


ロバのシルベスターとまほうのこいし 評論社(本体1300円+税)

 シルベスターがみつけた赤い小石は、何でも願いがかなう魔法の石でした。ところが、ライオンに出会った時に、「岩になりたい」と願ってしまい、元に戻れなくなってしまいます。果たしてどうなるのか。はらはらさせられますが、本当の願いがかなう結末は最高です。


赤ちゃんのはなし 福音館書店(本体1400円+税)

 目に見えないほど小さな生命のもとは、おかあさんが赤ちゃんとして、この世に生まれてくるまえから、おかあさんのからだの中にあったのです。そして、いまここにひとつの生命のもとがそだちはじめようとしています。生命の不思議さを分かりやすく、丁寧に描いたこの絵本を幼い子どもたちから大人の方までにおすすめします。


ずどんといっぱつ 童話館出版 (本体1171円+税)

 だれが見たってみにくいめすの子犬シンプは飼い主に捨てられ、野犬収容所から逃げ出し、たどりついた所はサーカスのテント。そこでシンプが決死の芸を披露したことから、ピエロのおじさんと、とても幸せに暮せることになるのです。バーニンガムの力強くて温かい絵が印象に残る絵本です。


まだまだ面白いえほんがいっぱい!

『ガンピーさんのふなあそび』ほるぷ出版(本体1200円+税)
『マリールイズいえでする』童話館出版(本体1171円+税)
『みんなのベロニカ』童話館出版(本体1171円+税)
『あくたれラルフ』童話館出版(本体1314円+税)
『きみなんかだいきらいさ』冨山房(本体600円+税)
『うんがにおちたうし』ポプラ社(本体1200円+税)
『かあさんのいす』あかね書房(本体1359円+税)
『ヘルガの持参金』ほるぷ出版(本体1500円+税)
『ペニーさん』徳間書店(本体1300円+税)
『時計つくりのジョニー』こぐま社(本体1300円+税)


昔話


長ぐつをはいたネコ 岩波書店 (本体1500+税)

 誰もが知っている昔話ですがマーシャ・ブラウンの絵はユーモラスで生き生きとしていて、このお話の猫のふてぶてしさ、賢さ、ひょう変ぶりをよく伝えています。


日本昔話百選 三省堂(本体1650円+税)

 ここには趣の異なる日本各地の昔話が収められていますが、そのどれもが美しい日本語で書かれています。しかも、桃が流れてくる様子を「ドンブリカッシリ スッコンゴウ」、機を織る音を「トッキンカタリ キンタカリ」などと、耳で聞いて楽しい擬態語もたくさん使われています。
 4才くらいの子どもから大人まで、昔話を聞く楽しみ、読む楽しみを味わえる一冊です。


<岩波のおはなしの本>

 昔話と一口に言っても、それが生まれた国・地方によって趣はさまざまです。このシリーズには11カ国の昔話が国別に収められています。どのお話も、読んでもらうにも一人で読むにも面白い内容です。(「山の上の火」のみ本体1900円、他は全て本体1600円)

・カラスだんなのおよめとり(アラスカ・エスキモーのお話)
・トンボソのおひめさま(フランス系カナダ人のお話)
・りこうなおきさき(ルーマニアのたのしいお話)
・山の上の火(エチオピアのたのしいお話)
・かぎのない箱(フィンランドのたのしいお話)
・まほうの馬(ロシアのたのしいお話)
・白いりゅう黒いりゅう(中国のたのしいお話)
・ポルコさまちえばなし(スペインのたのしいお話)
・天からふってきたお金(トルコのホジャのたのしいお話)
・ものいうなべ(デンマークのたのしいお話)
・千びきのうさぎと牧童(ポーランドのたのしいお話)


その他の昔話

『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店(本体1600円+税)
『ブレーメンのおんがくたい』福音館書店(本体1300円+税)
『ランパンパン』評論社(本体1000円+税)
『シナの五にんきょうだい』瑞雲社(本体1262円+税)


物語


百枚のきもの 岩波書店(本体800円+税)

 ワンダはいつもはげちょろの青いきものを着ていました。名前も変でしたし、陰気なボキンスの丘に住んでいました。子ども達が、そんなワンダをからかって、何まいきものを持っているのかと聞くと、ワンダは「百まい」と答えるのでした……。そして、ワンダが町へと去った後、開かれた図画のコンクールで一等賞をとったのは、ワンダがかいた百まいのきものの見事な絵だったのです。


ペニーの日記 読んじゃだめ! 偕成社(本体1200円+税)

 イラスト入りの日記の形をとったこの本は十才の女の子ペニー・ポラードが”老人ホームへボランティア活動に行きたくない”という所から始まります。口の悪いペニーの言葉で率直に書かれた日記は、ユーモアにあふれ楽しく、その上感動的です。


ねこのお客 かめのシェルオーバーのお話1 岩波書店(本体600円+税)

 動物をたくさん飼っているキャンディおくさんの庭にある日突然あらわれたカメは、お話の名手でした。貧しいおじいさんとやせた猫の話、女の子と遊びたがったライオンぼうやの話、村に住みついたちょっと変った魔女のような女の人の話など、不思議で面白いお話が十話収められています。


ロージーちゃんのひみつ 偕成社(本体1400円+税)

 ロージーのうちの玄関の戸に、札がかかっています。《ひみつをおしえてほしいひとは、このとを三ど たたくこと》キャシーが三度たたくと、ロージーが戸をあけました。「あたしね、もうロージーじゃないの。アリンダっていう、すてきなかしゅよ。」他の子どもたちもやって来て、ショーがはじまります。……現実と空想の世界を自由に行き来して遊ぶ子どもたち、次から次へと遊びを見つけて楽しむ子どもたちの様子が生き生きと描かれています。


愉快な主人公たちのたのしい物語

『クマのプーさんえほん(1)〜(15)』岩波書店 各本体630〜740円+税)
『きつねものがたり』福音館書店(本体1500円+税)
『チム・ラビットのぼうけん』童心社(本体1500円+税)
『小さなスプーンおばさん』学習研究社(本体900円+税)
『グレイ・ラビットのおはなし』岩波書店(本体600円+税)
『大どろぼうホッツェン・プロッツ』偕成社(本体900円+税)
『ドリトル先生アフリカゆき』岩波書店(愛蔵版 本体1560円+税 少年文庫版 本体600円)



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