子どもの本だより No.3 1998.1.10

 寒中お見舞い申し上げます。 お元気で佳い年をお迎えになったことと思います。今年が平和で、又子どもたちをめぐる環境が少しでも良くなるよう、強く願っております。私共も、たゆまず、ささやかな努力を続けて行くつもりですので、どうぞよろしくご支援下さいますようお願い申し上げます。

 今年はうさぎ年。元気でユーモラスなうさぎ達の本と、寒い冬の夜に楽しめることばあそびの本をご紹介致します。


うさぎの本


 チム・ラビットのぼうけん A・アトリー 作 石井桃子 訳 童心社(本体1500円+税)

 うさぎの男の子、チム・ラビットが主人公の短いお話が集められています。初めて「はさみ」というものをみつけて、そのはさみで自分の体の毛を全部かりとってしまった話や、かかしのためにつめものを探してあげた話など、幼いチムが出会った出来事や、チムの喜び、驚き、悲しみが美しい文章でつづられています。この本を読んでもらった子どもたちは、チムと一緒に自然の中で数々の体験をし、チムの友だちになるでしょう。


フロプシーのこどもたち ビアトリクス・ポター さく・え いしいももこ やく 福音館書店(本体638円+税)

 レタスを食べすぎると、催眠薬のように利くということです。うさぎのフロプシーのこどもたちは、レタスを食べすぎて眠りこんだ所を、マグレガーさんに捕まり、袋の中に入れられてしまいます。ねずみの助けを借りて危うく命びろいをしたうさぎたちは、袋の中に腐った野菜などを入れておき、その後、なんと、マグレガーさんの家まで様子を探りに行くのです。可愛らしいだけかと思いきや、たくまくしく好奇心に満ちたうさぎたち。恐ろしい中にもユーモア溢れるお話です。


ことばあそびの本


ことばあそびうた 谷川俊太郎 詩 瀬川 康男 絵 福音館書店(本体900円+税)

 かっぱかっぱらった

 かっぱらっぱかっぱらった

 とってちってた

 上の「かっぱ」をはじめ、全部で15のことばあそびうたが収められています。どれもリズミカルで、同じ音のくり返しも心地よく、誰でもすぐ覚えられそうなものばかりです。大きな声で元気よく読みあげるもよし、唱えてみるのもまた楽し−−といった一冊です。


おしらせ


2月下旬に福音館書店の下記の絵本・童話が復刊されます。ご予約承ります。

『スモールさんののうじょう』

『カウボーイのスモールさん』

『ちいさいじどうしゃ』

『ガブリちゃん』

全20点


本の郵送承ります。

店にある本は即日発送、ない本はおとりよせします。ご注文は、ハガキ・FAX・TELにてどうぞ。


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