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子どもの本だより No.13 1999.7.8

ペンギンの親子

 夏休みが間近に迫ってきました。ゆったりと本を読む時間がとれるこの時期に、少し長めのお話を読んでみてはいかがでしょう。今回は、本をどんどん読み進むようになってきた子どもたちにぴったりの楽しい本3冊を紹介します。


くまのパディントン マイケル・ボンド 作 ペギー・フォートナム 画 松岡享子 訳
 福音館書店(本体1200円+税)

 「どうぞ このくまの めんどうをみてやってください おたのみします」――こんな札を首からつるした”クマ”が駅にしょんぼりと座っていたら、みなさんならどうしますか? きっと声をかけずにはいられないでしょう。ブラウン夫妻ももちろんそうでした。そして、これが、ブラウン一家と”暗黒の地ペルー”からやってきたパディントンとの出会いだったのです――。
 おふろに沈没したり、バケツにのって海を横断した(つもりになった)り、マーマレードジャムでベトベトになったりする、この”愛すべきクマ”に、私達読者は時にハラハラし、時にくすくす笑いながら、すっかり心を奪われてしまいます。
 それにしても、行く先々で、とにかく騒動をひき起こすパディントン。その理由(わけ)は――「ぼくの行くところ いつも何かしら事件がおこるんです。ぼくってそういうたちのクマなんです」――ですって!


がんばれヘンリーくん クリアリー 作 ダーリング 絵 松岡享子 訳
 学習研究社 (本体900円+税)

 ヘンリーくんは、小学三年生です。6つの時に扁桃腺の手術をしたのと、7つの時に桜の木から落ちて腕を折ったのを除けば、彼の身の上には、これまであまり大したことは起こりませんでした。でも、三月のある日、やせこけた犬を拾ってからは違いました。その犬をバスに乗せて帰ろうとして、バスの中が大騒ぎになたのです。
 ごくごく普通の男の子ヘンリーくんの身の上に起こる様々な出来事を、ユーモラスにかつ明るく綴った内容は、読者に勇気と希望を与えてくれます。


ポッパーさんとペンギン・ファミリー R&F・アトウォーター 著 R・ローソン 絵 上田一生 訳
 文溪堂(本体1500円+税)

 ポッパーさんは、町のペンキ屋さんです。ペンキを塗りながら、実は、はるかな遠い国のことをいつも考えているほど外国に行ってみたいと思っています。中でも、南極の本を読んだり映画を見たりするのが、今は何よりの楽しみです。そんなポッパーさんのところに、ある日南極から荷物が届きます。何とその中には、ペンギンが入っていました!ポッパーさんとペンギンたちの奇想天外なお話をどうぞお楽しみ下さい。



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