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"Gone Too Far"
Suzanne Brockmann

アメリカ海軍特殊部隊<ネイビーシール>Trouble Shooter シリーズ、6作目。
シリーズ当初からセカンダリ・ロマンスとして語られてきた、
SEAL隊員"Sam"とFBIテロリスト対策チームのAlyssaのロマンス完結編。

"Sam"は離婚手続きのため連絡の取れなくなった妻Mary Louをたずね、
フロリダ州サラソタへやってくるが、そこで見つけたのは
散弾銃で頭を打ちぬかれた女性の腐乱死体。
"Sam"は行方不明の娘Haleyを探して奔走する。
一方、ネイビーシル第16部隊司令官Tomは大統領暗殺未遂事件以来任務を解かれていた。海軍でのキャリアをあきらめかけていたある日、本部に身柄を拘束される。

というのが、第1章。前作"Into the Night"からの続きで
SamのHaley探しと、AlyssaとのロマンスがSamの過去を交えて進んでいく。
Samの家庭環境、親友Noahとの出会い、Samの人生を変えたNoahの祖父母の話を読むと、
前作での彼のMary LouとHaleyへの行動の理由も理解できなくはない。
また、今までになく彼自身を理解しようとし、FBIの中で奮闘する
Alyssaの姿がとてもよかった。
そして、そんな中で迎えるハッピーエンドは最高。
ただ、ちょっとちぐはぐだったのは、
いつも挿入されている第二次大戦中のエピソード。
Noahの祖父母の手紙なのだけれど、結果的に上手に生かされず残念。

この作品は前作を読んでいないとわからないので、
このシリーズをはじめて読む人にはオススメしない。
もともと、SamとAlyssaのロマンスもシリーズの最初のころから続いているため、
この作品の中でも以前のエピソードを知らないとわからないところもある。
さらに、シリーズ第1作"Unsung Hero"で婚約したTomとKellyの話や
ほかのカップルの話も挿入されているので、
この作品はシリーズのある意味集大成ともいえる。
このシリーズは今後もまだまだ続く予定であるが、
この作品はシリーズの分岐点になるといえるだろう。

Yuri


日時:09/08 2003 06:54:51
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