Michael Bedard & Barbara Cooney "Emily"
Doubleday/1992/$16.95/40p/0385306970
まだ引っ越してきたばかりの少女の家に、一通の手紙が差し込まれた。
それは、ピアノを弾く母に、自分の家に来て演奏してもらいたいという
内容だった。手紙を書いたのはどうやら、向かいの家に住む、もう20年も
家にこもりきりのMythと呼ばれる女性であることがわかった。母と少女は
その家を訪ねる。そこには、雪のように白い服を来た彼女がいた。
このMythとは、アメリカの誇る19世紀の詩人、エミリー・ディキンソンである。
本書の作者ビダードは、アマーストにあるかつてのエミリーの家を訪れたとき、
この物語が下りてきたのだという。このことは、作者の思いがエミリーの
記憶とシンクロしたのではないかと思わせる。もしかしたら本当にこれと
同じ出来事があったのかもしれない。
バーバラ・クーニーによる雪深い町の様子は寒々としていて、物語を
より叙情的にしていると同時に、読者をエミリーの心の中へいざなって
しまう力を持っている。エミリーの詩を読んでみたくなった。
※日本語版:マイケル・ビダード 『エミリー』
バーバラ・クーニー絵/掛川恭子訳/ほるぷ出版/1993/1400円+税/32p/4593503035
【 あぱぱ◆CL-0084 】
http://homepage2.nifty.com/umino-sachi/
日時:12/01 2003 17:51:08
mail:
Copyright (c) 1999-2004 Cliff PB Club All rights reserved.