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05918/05920 emu 【読後感】Blind Assassin
(12) 01/03/03 16:09

ページ数を調べるのを忘れ続けてしまった(T_T)。第二会議室にアッ
プしたものです。
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[書名]The Blind Assassin
    (ブッカー賞受賞作)
[著者名]Margaret Atwood
[発行年月]September 2000(米版 ハードカバー)
[出版社]Doubleday
[ISBN]0-385-47572-1
[価格]26 U.S.ドル
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 しごくかみ砕いて言えば、こういう話だ。八十二歳になる語り手、
「わたし」ことアイリス・チェイス・グリフンは、誰に宛てるとも
なく自分の一族の歴史を綴り始める。彼女の妹ローラは、第二次世
界大戦が終結した直後に不慮の死を遂げ、その数年後に彼女の遺作
として小説"The Blind Assassin"が世に出た。密会を重ねる男女の
物語は作者自身がモデルではなどと様々な憶測を呼ぶが、今でも崇
拝者が後を絶たないほどの熱狂的な支持を得る。その小説には世間
から身を隠し、たわいのないSF小説を寄稿しては糊口をしのぐ「彼」
の姿が描かれていた。逢瀬の毎に、男は「彼女」に寝物語を聞かせ
てやる――舌を切られ生け贄に捧げられんとする少女と、そこへ差
し向けられた盲目の刺客、Blind Assassinの物語を。
 さて、なにせアトウッドのことなので、話は一筋縄では進まない。
出だし五ページを見てもらえばわかるが、「わたし」の回顧録、チェ
イス、グリフン両家に絡む記事、そしてローラの小説という三つの
パートが、原稿をシャッフルしてしまったかのように無造作に入り
混じりながら、物語は展開してゆく。
 読者は「わたし」の語っている話が真実ではあるが、全てではな
いことにやがて気づく。回顧録、記事、ローラの小説。アトウッド
はその隙間にもう一つの物語をそっと忍び込ませる。読み手は感覚
を研ぎ澄まし、語られることのない物語の気配を追い、作品を補完
する。読書という行為を、張りつめた体験に変える傑作だ。

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英語レベル★★★★★
お薦め度★★★★
ページ数 521


 英語自体はそれほど難しくもないんですが、とにかく内容がひね
り込まれているので、「文は理解できるのにストーリーが理解でき
ない」という感じでした。三分の一ほど過ぎたところで、やっと作
者の意図が見えてくる印象です。逆にそこまでくるとラストまで一
気に読めます。
 誰にでも薦められる作品ではないのでお薦め度は★5ですが、内
心、★10つけてます。特にローラの小説部分は、『嵐が丘』や『ト
リスタンとイゾルテ』と肩を並べる、hauntingで狂おしい愛の物語。
読み終わって何日かは夢にでてきました。でもローラの小説部分だ
け読んでも意味を成さないんですよ。全体を読んで、最後にやっと
その本当の姿が見えてきます。
01/02/24(土) ・emu・ (CL-0103)


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