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04234/04234 Yuri 【感想】 "All Queen's Men"
(12) 00/08/22 20:25
All the Queen's Men
Linda Howard
Pocket Books, 2000
訳書:「青い瞳の狼」(二見書房刊)
Howardが以前に発表した"Kill and Tell"(「二度殺せるなら」二見書房刊)
で登場したCIA情報員John Medinaが主人公。
前作ではミラーサングラスに野球帽で登場し、その姿がほとんどわからなかった。
しかし、今回はその謎につつまれた姿が明らかになる。
5年前に指揮した任務で死んだDallasの妻であり盗聴器のスペシャリストである
Niemaを仲間に引き入れ、航空機爆破事件に使われた新型火薬RNX-aの出所を探すため、
フランスの武器商人Ronsardのもとへ忍び込む。
初めて会ったときからNiemaに惹かれていたJohn。しかし、彼女は部下の妻だった。
部下の死後Johnは密かにNiemaを見守っていたが、再会。
Johnは彼女をすでに手放せなくなっていた。
JohnとNiemaのロマンスもさることながら、身分を偽ってRonsardのもとに
忍び込むさまはハラハラドキドキ。スパイもののスリルも満点。
読み始めはあまりにIris Johansenの"And Then You Die"(「そしてあなたも死ぬ」
二見書房刊)にとても似ていて、Johansenの作品かと間違えそうになるくらい。
けれど、悪役であるRonsardがやさしすぎた感じがする。
病気の娘のために武器商人の道を選び、金のためなら何でもする。
Niemaに会った当初にみせるやさしさや娘をおもう父親の姿を垣間見せるところは
ちょっとほろりとなってしまう。
そのためにRonsardが本当の悪者に見えなくなってしまった。
ちょっと残念。
Yuri
(CL-0072)
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