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03713/03716 COSMIC 【読後感】A.B.C. Murders
(12) 00/06/24 17:55
"A.B.C. Murders" by Agatha Cristie
Berkley, 1991 (first published 1936) p.184
有名なアガサ・クリスティの『ABC殺人事件』の原書です。
【あらすじ】
ポワロのもとに殺人予告の手紙が届いた。
送り主は「A.B.C」と名乗る人物。まずはAndoverで7月21日に事件
が起こるから謎を解いてみろ、という。
事実、その日にAndoverでMrs.Ascherというタバコ店の女主人が
殺された。タバコ店のカウンターには 「A.B.C Railway」という駅名
をアルファベット順に並べた時刻表が置かれ、Andover の項が開いて
あった。
そして、さらに手紙が。予告通り、BexhillでBetty Barnardという
ウェイトレスが殺された。この時も時刻表が置かれていた。同じパター
ンでChurstonではSir. Carmichael Clarkeが殺される。
そして、DoncasterではなぜかDではなく、Eで始まる男が殺された。
連続殺人犯は間違いをおかしたのか? 被害者たちの遺族に話を聞
いていくうちに、不審な靴下行商人の姿が浮かび上がる…。
【感想】
子どもの頃、初めて呼んだ推理小説がこれでした。自分で買ったので
はなく、兄の本棚にあったのだと記憶しています。ベッドに腰かけ力なく
うつむいている男の挿絵があったのを覚えていますが、これが「不審な行
商人」だったのですね。なにやら、痩せて生気がなく、とても犯人には見
えませんでした。
しかし、犯人に見えない奴が一番あやしい?いや、他にも「とても犯人とは
思えない」人物がたくさん出てきて、混乱してしまいます。鉄道時刻表と
いうのは事件の上では飾りでしかないのですが、「A.B.C」という名前がつ
いていることで、警察やポワロや読者の気を引きつけます。また、行商人の
名前を略すと「A.B.C」となるところ、Aで始まる土地では必ずAのつく人物
が殺されるというセッティングの素晴しさにグイグイ引きつけられ、気が
つくとあっと言う間に読めていました。英語自体は、さすがに平易とは言え
ませんが。
**CL-0071☆COSMIC☆KHB05330<06/24 12:02> **
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