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01742/01745 うの 【感想】The Door into Summer
(12) 99/09/08 00:17
こちらで初めて書く感想です。いかがなりますやら・・・。
The Door into Summer
Robert A. Heinline (c)1956 by Fantasy House Inc.
Ballantine Books, N.Y. 291pp.
機械工学出身のエンジニア、Dennisは家事支援ロボットを開発する。
更に進んだロボットのプロトタイプ・モデルを完成するが、共同経営
者の法律家と事業の進め方で意見が食い違う。共同経営者は、秘書で
Dennisの恋人でもあった女と組んで会社を乗っ取る。(ついでに(^^、
二人は結婚してしまう。つまり人生も乗っ取る!)
Dennisは30年間の長期睡眠契約をして眠りにつき西暦2000年(!)
の世界に目覚める。そこでは、看護支援ロボットなど更に進んだロボッ
トが見られるが、特許を調べると発明者の名前は自分と同じ姓、同じ
イニシャルの人物だった。Dennis自身は覚えがない。さらに、会社や
過去に自分が持っていた株などのその後の状況も、腑に落ちない点が
多い。
ある日、昔好きだった少女が長期睡眠から目覚めたことを知って、
病院を訪ねてみるが、すでに退院しており、心当たりをいろいろと調
べて見たが会うことはできなかった。
Dennisは、新しい世界での同僚から、政府極秘のタイム・トラベル
研究が行われたことを知ったのだが、その研究者である老教授に会い
に行く。そして、教授をだまして自ら30年のタイム・トラベルを試
みる。教授の完成していたタイム・トラベルは原理的に未来へ行くか
過去へ行くかの確率は2分の1だった。
着いた所の異様な状況に最初とまどったが、結局そこは1970年のコ
ロラドで、Dennisは必要な仕事を懸命にやり、もう一度、今度は目覚
める日付けまで指定して長期睡眠に入る。
目覚めたDennisは、今度は少女(といっても、入眠時にはもう成人
していたのだが)の目覚めに立ち会って・・・
舞台が1970年と2000年。2000年と言えばまさに現代。というわけで、
40年前に書かれた話の「今」を読むのも、なかなか面白いものです
ね。
タイム・トラベルは例の Back to the Future とは違い、マシーン
ごと縦横に過去未来を行き来する訳にはいかないし、タイム・トンネ
ルみたいに適当にワープできる(してしまう?)ようにもなっていな
いので、過去に戻れたのはラッキーな偶然だったという、ちょっと危
ない話でした。(同じ質量のものを過去と未来に同時に移動する、つ
まり一種の運動量保存の原理が働くという、何だかもっともらしい(^^
話になっています)
戻りは低温保存というのでしょうか、4度Cくらいという話になっ
ていますが、これで1970年代には30年間も「眠って」いられるとい
う話で、今考えても進みすぎですねえ。どこかで密かに動物実験など
行われているのでしょうか?
面白いのは、長期睡眠中のDennisは二人居ることです。睡眠中です
から、世間への影響は全く無いのですが。この辺り、作者はマルチプ
ルな宇宙なんていう宇宙論に結びつけていて、なかなかのものです。
ところで、アメリカの首都は現在はコロラドにあるらしい(^^
最後の数ページで「お説教」たれない方がよかったのではないかと
も思えるのですが、これは書かれた当時のことを考えるべきかも知れ
ません。
例のごとく、本屋で読み易そうなものを拾った結果ですが、作者は
SFではかなり有名な人らしいですね。(我ながら暢気な話(^^ )
期待どおり読みやすい本でした。5日ほどかかりましたけれど。
うの [CL-0081]
01322/01323 Picard 【読後感】The Door into Summer
(12) 99/05/30 13:55
こんにちは、Picardです。
Robert A. Heinlein "The Door into Summer"
(A Del Rey Book 1956 P291)ISBN:0-345-33012-9 for 15 days
ハインラインの本は訳書ではかなり読んでいるのだが、この本はまだ読んで
なかった。PBで読むのはかなり苦しいといってもいいね。ストーリーの
進行が極めて緩やかなせいかもしれない。
発明家のダンと経営担当のマイルズ。そこに美人秘書ベルがやってくる。
ダンとベルは婚約し、なんでも任すようになるのだが、いつのまにか
経営権も奪われてしまった。ベルとマイルズが手を組んでいたって
わけだ。冷凍冬眠で30年間眠った、というより眠らされたダンは、自分の
財産も何もかもがなくなっていることに気づく。しかし、また、2000年の
時代のロボット製作者として自分の名前が??
後半はかなり面白い進展ですよ(^o^;
書かれたのが古いということと、対象の時代が実に今現在となっている
ことから、当時の技術の発展に対する考え方がわかって面白い。これを
みると、科学技術というのは方向性からしてかなり予想とは違ってたよ
な気がしますね。
あっと、それから表紙に載っている猫の顔はよくない。もっと可愛い猫
の顔にすべきですね(^o^;
今年の目標50冊、現在32冊読破
No.20 Picard(http://www.niji.or.jp/home/yasunao/current1.htm)
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