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00386/00386 MIJANE RE:読書記録10/18〜24
(12) 98/10/27 07:10 00293へのコメント
MIJANEです。今週ははじめに1冊読んだ後、短編にばかり手を出して
いました。
4) "Adrian"〜 'THE REAL LIVE DINOSAUR and other
stories' by Kenneth Lillington / faber and faber
マイクは友達のガブリエルがテレビに出ると聞いて絶対見ようと思
っていた。しかし運悪く来客があったのでかまってもらえなくなった
4歳の妹がかまってほしくてテレビの画面の前につったったのでどか
せようとして、思わず手を出してしまった。その後の騒ぎがやっと落
ち着いて画面を再び見ると、ちょうどガブリエルがドアを閉めるとこ
ろで、マイクは彼女の姿は少しも見ることができなかった。
大人たちはマイクに同情してくれたが、マイクはすっかり気落ちし
た。翌日登校するとクラスはガブリエルのテレビの話でわきたった。
友達のチェースと話しているときある言葉は何と言うのが正しいのか
ということで議論になり、仲違いをしてしまった。
その日一緒に遊ぶ友達がいないのでプールに行ったら休みだった。
おもしろくない気分のまま森の中に入り池のそばに出た。木のデッキ
の端っこに男の子がいて身を乗り出していた。今にも落ちそうで危な
っかしかったので助けようとしてマイクは水に落ちた。男の子は家に
逃げ帰ってしまった。マイクが家に帰ると水泳は楽しかったかと聞か
れた。
マイクは自分と同じ年頃だった男の子の家を訪ねた。そして男の子
が心臓が弱くて学校に通っていないことを知った。
マイクは友達のガブリエルやチェースと一緒に再び男の子の家を訪
ねた。それまでは庭先で話しただけだったが、今度は玄関で母親と話
し、中に入れてもらった。Adrianというのが男の子の名前だが、母親
はAdrianを自分の手から離しがたく思っており彼に外の世界とあまり
つながりを持って欲しくないと思っていた。だからマイクたちが家の
中に入れてもらうのは少々困難なことだったが、女優でもあるガブリ
エルの才知のおかげでうまくいった。
母親は彼らがAdrianと遊ぼうと言うのに難色を示したが、Adrian自
身の主張とガブリエルのおかげでこれまたうまくいった。たくさん遊
んでみんなで劇ごっこをしているとき、Adrianが自分の演技に夢中に
なり過ぎるあまり、また池に落っこちてしまった。あわてて引き上げ
たが母親は一部始終を見ており、マイクたちに非はない、だけど
Adrianは興奮しやすいたちだからやはり危なっかしい。一緒に遊ぶと
また今度のようなことが起こらないとも限らない、そうしないために
もう彼に会ってくれるなと言った。
マイクには彼女の心の内がよくわかった。マイク、チェース、ガブ
リエルはこのことについて話し合った。マイクやチェースはほとんど
あきらめていたがガブリエルは違った。またAdrianが友達と遊べるよ
うになるように思案するのだった。
エードリアンの心臓はじつは取りたてて日常生活で考慮する必要は
ない状態であった。母親の行動は夫が家を出たため、あまりに子ども
に執着してしまったためになされていることだった。母親が子どもを
思うあまりにしていたことが実は子どもの気持ちに沿っていなかった
し、客観的に言って子どものためになることでもなかった、というこ
とは日常の細々したことまで入れればよくある話でしょう。そういっ
た場合、子どもは母親が愛するあまりにそうしているのだということ
をおぼろげながらも感じており、しかし自分の気持ちもわかってもら
いたいともがく。第2の誕生、親離れ子離れなどの言葉が思い出され
る。
この話を読んでいるときも小学校高学年の頃を思い出していた。わ
たしはその頃から親とは違うわたし自身というものに目覚め、それを
理解してもらおうともがいていたという点が似ていたし、友達数人で
グループを作りいろいろ企てて行動したという点も、探検に興味があ
って近所のちょっとした所をあちこち「探検」したという点も似ていた
からである。
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